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37歳で想定外に妊娠した私が区役所で「経済的な不安」を伝えると“まさかの対応”

精神科のある総合病院で出産することに

 今、少子化により分娩できる病院が減っており、最初にかかった病院は産婦人科を掲げているものの分娩は取り扱っておらず、20週に入ったら分娩できる病院に紹介状を書いてくれ、転院することになっていた。いくつか病院の候補を挙げられ、その中で一番自宅から近い病院は総合病院だったため、そこの紹介状を書いてもらい転院した。  そこで無痛分娩を希望したのだが、9月の無痛分娩の予約がもう全部埋まっており、自然分娩するしかなくなった。今後の健診のことを考えるとやはり自宅から近いほうがいいし、総合病院には精神科も入っているので私の場合はそのほうが安心ではないかと最初にかかった産婦人科医から言われた。  でも、無痛分娩ができずに痛いの嫌だなぁと思いながらSNSで出産レポ漫画を読んでいたら、どのお産も壮絶過ぎて怖くなり、検索するのをやめた。超安産で痛みを感じる間もなく私を産んだ母からは「あなたは小学生の頃骨折したときも痛がらなかったし痛みに強いほうだから大丈夫」と言われたものの、やはり怖い。母親と同じく、超安産であることを願っている。  産後うつになったらどうしよう、学資保険どうしよう、保育園と幼稚園はどちらに通わせるべきなのか……と産んだ後の不安もつきない。また、手がかかる子なのかおとなしい子なのか個人差が大きいため、どんな子なのか産まれてみないとわからない。今はただ、我が子を迎え入れる準備を進め、会える日を待ち望んでいる。 <文/姫野桂>
姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。著書に『発達障害グレーゾーン』、『私たちは生きづらさを抱えている』、『「生きづらさ」解消ライフハック』がある。Twitter:@himeno_kei
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