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「面白すぎ」「私生活が赤裸々に…」3児のママが我が子のために作った漢字ドリルがスゴくイイ!

おもしろい漢字穴埋め問題6選

 ところで、「ママドリル」で出題する漢字はどのように選んでいるのでしょうか? 「学校から持ち帰ってきたテストを見て決めています。子どもたちがテストで間違っていた漢字、本人が覚えにくそうにしている漢字を拾ってはメモしておき、その漢字を使った問題を考えています」  そんな努力の末に考案された漢字穴埋め問題、特に以下の6つがトリッシュさんのお気に入りです! ①いつも【元気】な【店長】さん、【店】から【出】たら、【気配】が消える。 ②「【一万円】では【足】りなかった。」と【言】う、じいじ74歳の病院代は、【百八十円】。「【何】でウソつくの?」と【切】れる、ばあば69歳。 ③【田村】さんは【町内会長】。【村田】さんは【村長】で、【原田】さんが【組長】。【竹林】さんと【竹森】さんと【竹原】さんがいて、もう誰が誰だかさっぱりわからない。 ④【家】の【中】で【草】を拾ったら、バッタの【足】だった。 ⑤うでを【組】んで、仁【王立】ちをしている【弟】は、【何】を【考】えているか全くわからないけど、とにかくパンツをはいて【下】さい。 ⑥【店】の【前】につながれた【犬】、だいたいさみしそう。 ※【】内が出題された漢字
 自作漢字ドリル5

③の問題文「【田村】さんは【町内会長】。【村田】さんは【村長】で~」がある

 素晴らしい問題文ばかりです。病院代を多めに申告して得をしようとするおじいちゃん、パンツなしの状態で腕を組んで威風堂々の弟さん……、本人には会ったこともないのにその光景が目に浮かんでくるほど! 漢字を覚えながら、右脳も鍛えられそうです。

子どもたちの成績は上がったのか?

 ママドリルを始めてから、子どもたちの成績は上がりましたか? 「ママドリルは楽しく漢字を覚えることができますが……それが全体的な成績アップに直結するかといえばそうでもないみたいで、やっぱり私の子どもたちだなという気がしました(笑)」  でも、これだけ楽しいママドリルです。率先して漢字を勉強するようにはなったのでは? 「自ら勉強する姿、それもごく稀でして……。『やっぱり私の子だわ!』と実感しております(笑)。でも、私の出した問題文を読んで笑いながら解いている姿はとてもうれしいです! 子どもたちも、自分のことや家族のこと、体験したことがいろんな問題になっているので『これならわからない漢字があっても楽しい』と言ってくれています。あと、身近なエピソードとセットで漢字を覚えるので、頭に定着しやすいみたいです」  勉強が楽しくなったようで、なにより! そういう変化が見られたならば、漢字以外のドリルをつくってもよさそうです。 「実は、すでに漢字以外のドリルもつくっています。簡単な計算問題を書いたドリル、ひらがなやカタカナを覚えるドリルも作成しました。ただ、今後は子どもたちもドンドン成長していきますから、これから私がつくるとしても小学校で習う程度の漢字ドリルくらいだと思います」
自作ひらがな・カタカナドリル

長男が5歳のときにつくったドリル。点で書かれた字をなぞるだけで、ひらがなとカタカナが覚えられる

 たしかに、中学生向けのドリルをつくれるとしたらそれはものすごいレベルです。学校や塾に任せるしかないのかもしれませんね。 「あと、これはひそかな夢のような話ですが……アラフォーもしくはアラフィフ以降向けの『あるある漢字ドリル』など、大人向けのドリルを手書きでつくって、いつかkindleで販売してみたいなあと思っています。くすっと笑える自虐ネタなどを漢字を交えて問題にしたらきっと楽しそうだなあ、なんて考えています(笑)」  もしも商品化されたときは、買いたいです! 普段からパソコンばかりで、漢字力がめっきり衰えているのを自覚しているので……。アラフォー、アラフィフにこそ、「ママドリル」はうってつけかもしれません。 <取材・文/寺西ジャジューカ>
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