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独身女性をゲンナリさせる、結婚式のブーケトスで場が凍りついた瞬間/びっくり体験人気記事

今どきアラサーで独身なんて珍しくないのに

 司会者が彼女に一応コメントを求めると、感情のあまりこもってない声で「本日はおめでとうございます」とひと言。席に戻れば親族たちに次々と「きっと今年は結婚できるわ」「いい人見つかるわ」と声を掛けられていたそうです。 披露宴のテーブル 結婚式「いや~……あれはちょっとキツいですよね。今どきアラサーで独身って、ぜんぜん珍しいものではないと思いますし、あそこまでブーケを使って『女は早く結婚すべき』って圧を与えてくる人たちってまだいるんだとビックリしました。というか、そもそもブーケトスって何のためにやるんでしょうね。最近は独身女性に限らず誰でも参加ができる形や、ブーケプルズとかが流行ってるらしいですけど、そっちの方がみんな楽しめると思いますよ」  これ以降、宮澤さんは招待された披露宴でブーケトスを見るたびに、あの親族たちのことを思い出してしまい、ちょっとげんなりした気持ちになってしまうそうです。

じつは筆者も経験済み

 ちなみに余談ですが、この親族によるブーケトス強要。実は筆者であるもちづき千代子も、全く同じことを経験済みです。6歳年上の従姉の披露宴にて、自分の母と叔母に「さあ行け!」と背中を押され、楽しげにキャッキャしている従姉の友人たちの波に一人で放り投げられ、やっぱり気まずい空気の中で強制的にブーケを受け取らされそうになったという、ものすごく嫌な記憶が脳裏に焼き付いています。 ブーケを持つ女性 そして、席に戻った後「残念だったわね。せっかくの機会なのに」「あとで△△ちゃん(従姉)に言って、別のブーケがないか聞いてあげるから」と、さらなる追い打ちをかけられ、精神的に大ダメージを負いました。私、ひと言もブーケ欲しいだなんて言ってないんですけどね……。  ブーケトスは発祥地である欧米では、もっと気軽なお楽しみゲーム的なポジションのイベントだそうです。日本の場合、少し解釈が違ってしまっているようで、どこか「ガチ」のムードで行われるのがそもそもの間違いのような気もします。  ブーケトスを行うことは決して悪いことではありませんが、女の幸せが必ずしも結婚とは言われなくなった現代には、あまりそぐわないセレモニーになっているのかもしれませんね。 <文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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