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「今が一番楽しい」還暦を迎えた江頭2:50が“アンチ”とも真摯に向き合い続ける理由

「エガちゃんねる」アンチとの向き合い方

「江頭はキワどい仕事、どこまでできるのか?」より

画像:YouTube「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」より

――YouTubeをきっかけに江頭さんを好きになったという方が一方、ずっと前からファンだったという方もいます。 藤野:「エガちゃんねる」で過激ではない動画を出すと「そんなのは江頭じゃない!」「幸せそうな顔をしているのは江頭じゃない!」と言われることも多いですし、コメント欄でも僕のアンチがいて「藤野のせいで江頭は終わった」といった内容を書き込まれたことがあります。でも、江頭さんが「今まで35年以上芸能生活をやってきて、今が一番楽しい」と言ってくれているので、我々が選んだ道は正解なんじゃないかなと思っています。江頭さんは「エガちゃんねる」を楽しんでやっているんです。古参ファンの皆さん、それで許していただけませんでしょうか。「エガちゃんねる」の中でも、江頭さんは体を張った過激なネタもやっていますから。 ――たしかに江頭さんに対する思いは視聴者の方にとってもまちまちだと感じます。 藤野:江頭さんの新しいファンは「今の江頭さんが好きだから、私たちは過激なものばかり求めていない」という感じもあって……どっちの意見を取っても批判は付きもので、答えの出ない話かなと。だから結局は「評価されるのは結果を出したものだけ」という考えで、今は割り切って結果を出すことを意識しています。 ――ただ、藤野さんはそういった批判的な声にも向き合って、発信を続けています。 藤野:YouTubeはファンとの距離が近いですし、今は良くも悪くも視聴者の意見が世間にまたたく間に拡散されていきます。なので、我々作り手側もそれなりに視聴者に対して「こういう意図を持って……」「こういう背景があったから……」という思考の過程を伝えた方がお互い健全なのではないか、というように考えるようになってきました。「知らないものを人は叩く」と僕は思っていまして、視聴者にわかってもらうことが大事なのかなと。 ――成長を続ける「エガちゃんねる」ですが、藤野さんが秘めている今後の展望について最後にお聞かせください。 藤野:今年の7月1日で江頭さんが還暦を迎えました。節目の年になるので、2025年7月からの1年間を通じて、これまで36年間の芸人人生の中でやり残したことを回収していく”レジェンドイヤー”になればいいなと考えています。すでにいくつか動いているプロジェクトもありますのでご期待ください! 【藤野義明】 演出家、ディレクター。1978年生まれ、神奈川県出身。明治大学卒業後、テレビ制作会社ケイマックスに所属。2011年に制作会社「ばんぺいゆ」を設立。登録者数465万人を誇る日本のトップYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」をゼロから立ち上げる。「エガちゃんねる」ではブリーフ団Dとして番組を進行し、時には自ら出演することもある。近著に『エガちゃんねる 10億回再生 下品の流儀エガちゃんねる10億回再生 下品の流儀<取材・文/ジャスト日本>
ジャスト日本
プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』(Twitterアカウント:@jumpwith44
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