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海での事故が「午後2時」に最も多い理由。浮き輪をつけた子が危ない“知られざるリスク”

男性の方が女性よりも溺れやすい理由

田村:他にも注意したいのは性別で、男性の事故率が女性の約1.7倍の数値で高いことです。自分は泳げる、体力があると過信し、疲労があるにもかかわらず無理をしてしまうケースが男性に多く見られます。  まず親自身が体調を万全に整えて「無理をしないこと」「子どもから目を離さないこと」を徹底していただきたいと思います。 ========  水辺の事故は、ほんの少しの油断や過信から起こることが多いとわかりました。特に「泳げるから大丈夫」という思い込みが、重大な事故を招く危険があります。楽しい夏の思い出をつくるためにも、まずは大人が正しい知識を持ち、万全の備えを整えることが何より大切です。 【田村憲章】 公益財団法人日本ライフセービング協会 常務理事/JLAスポーツ本部長。泳ぐことの楽しさや水辺の安全教育の普及に力を入れ、全国で講演や研修、指導を行う。現在も千葉県を拠点にライフセーバーとして現場に立ち続けている。 <取材・文/大夏えい>
大夏えい
ライター、編集者。大手教育会社に入社後、子ども向け教材・雑誌の編集に携わる。独立後は子ども向け雑誌から大人向けコンテンツまで、幅広く制作。
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