どっちを選ぶべきか? 重要なのは「続けられるかどうか」!

投資で成功する人とは、リターンが高い商品を選んだ人ではありません。本当に成功するのは、どんな相場でも“手放さなかった人”です。S&P500だろうと、全世界株式だろうと、暴落は必ずやってきます。そのときに「怖い、売りたい、逃げたい」となって売ってしまったら、どんなに素晴らしいファンドでも大損する可能性があります。
だから一番大事なのは、「どっちのファンドなら自分が20年持ち続けられるか?」という基準で選ぶことなんです。
「S&P500と全世界株式、両方持つのって意味ある?」という疑問を持つ方もいるでしょう。理屈の上では、「分散効果が弱まる」とか「管理が複雑になる」と言われがちですが、個人的には「心の安定を買えるなら、それは“戦略”である」と言いたいです。
両方を保有するメリットは下記の3つです。
メリット①“中間のリターン”を狙える
S&P500ほどの爆発力はないけれど、全世界株式の安定感も持っておくことで、ミックス型のリターンが実現できます。
メリット② 精神的に安定する場合がある
「あ~、S&P500が落ちているけど、全世界株式はそんなに下がってない」「あ~、全世界株式は伸びないけど、S&P500は爆上がり」。これがセットで見られると、「自分の選択は間違ってない」と思え、それが継続へのモチベーション維持に超重要になります。
メリット③ 長期で続けられる確率が上がる
投資で最も大切なのは「続けること」です。だから、自分が続けやすいように環境を整えることは、めちゃくちゃ合理的な戦略と言えるでしょう。