「すぐ浩史に『ごめん、ミスっちゃった』とLINEしましたが返信はなくて。きっとせっかく隠していた秘密がバレしまい動揺しているんだと思いました」
とてもきまりが悪く、クスクス笑われたりと屈辱感を味わうことになってしまった真由香さんでしたが……。

「でも別に悪いことをしているわけではないし『これからは堂々と付き合っていると公言できるぞ』という喜びもあったんですよ。ですがまさかこんなことになるなんて」
さて真由香さんに何が起こったのでしょう?
「急に同じ部署の後輩・彩芽さん(仮名・26歳)に話があると呼び出されたんです。それで『先輩、浩史さんと付き合ってるって本当ですか? 私、2週間前から浩史さんと付き合ってるんですけど』と言って、浜辺で顔を寄せ合い笑う浩史と彩芽さんの写真を見せられて。『はぁ? 何なのアイツ!』とはらわたが煮え繰り返る思いでした」
話を聞くと、浩史さんはフリーだと嘘をついて彩芽さんに近づき、真由香さんのことも彼女のことも騙しながら二股をかけていたことが分かりました。
「だからあんなに『絶対に社内の人たちにはバレないようにしよう』と念を押してきたのかと、ムカムカしました。彩芽さんにも同じように、バレないようにとしつこく言っていたそうで……さらに怒り度が爆上がりでしたね」