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バスで怒鳴る迷惑客に困っていたら…乗客女性が“あるモノ”を取り出して黙らせた! まるで日本昔話

女性が取り出した“あるモノ”で黙らせる

 するとその金髪男が「はぁ? おばさんが何なんだよ」と食ってかかろうとした瞬間、その女性は小さなお財布の中からスッと二千円を取り出し「はいタクシー代。これ受け取って降りてください」と、口調は柔らかながら芯のある強い声で言ったそう。 財布からお金を出す手元「車内は一瞬静まり返り、金髪男も面食らって口をもごもごさせましたが結局何も言うことができず。その女性の手から二千円を雑に掴み取ると『おい、適当なところで降ろせよ』と運転手さんに言い、無事に下車していったんですよ」  その金髪男の後ろ姿を見ながら咲子さんは、心の中で「おいおい、自分勝手で態度が最悪な上にセコいんかい! 普通は『そんなはした金いらねーよ! なめてんのか』と受けとらないよね? ていうかダサすぎない? 恥ずかしくないの?」と激しくツッコみました。

温かい空気に戻ったバス

「そして穏やかな空気に戻ったバスが走り出したら、自然と乗客から拍手が起こって。その女性が笑顔で『やっぱり温泉の余韻って大事ですよね』と言うと、拍手が大きくなり乗客から『ありがとう!』や『かっこいい!』などと声が飛び交い、すごく良い雰囲気になったんですよね」  すると、その女性の近くに座っていたおばあさんが「あの怖い男に立ち向かってくれてありがとう。胸がスッとしました。でも、余計なお金を使わせてしまいごめんなさい。もし良かったらこれどうぞ」とエコバッグの中から桃をひとつ差し出したそう。 「そしたらその行動が連鎖して、女性は乗客から果物やお菓子や瓶詰めなどを次々にもらいお供え状態になってしまって(笑)。みんな、感謝の気持ちを伝えたかったんだと思います」  そして咲子さんも、たまたま持っていた個包装された梅干しをいくつか手渡し直接お礼を言うことができました。
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まるで日本昔話のよう
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