クラスのリーダー的な女の子の影響力の強さを感じたという亜紀さん。個人面談では、担任の先生に事情も話していたようです。

「そのうち、クラスの他の女子も“レディファースト”という言葉を男子に向けて頻繁に使うようになり、見かねた担任の先生が本来のレディファーストの意味をクラス全体に向けて説明する機会が設けられました。
その後も早紀ちゃんママ率いるママ友グループは、
学校で私を見かけると『男子は紳士に育てなきゃね!』などと聞こえるように言ってくることがありました。私自身は深いかかわりもないので気にしていなかったんですが、息子がクラスで嫌な思いをすることに不安がありました。
やがてクラスの男子と女子は対立するようになり、息子は男子の友達とは仲良く遊べているようです」
亜紀さんは今回の件で、改めて痛感したと言っていました。
「“レディファースト”って相手を思いやる心から自然に出るものであって、強要されるものではないと思うんです。それを子どもの世界に持ち込んで“男の子なんだから譲って当然”と教えるのはどうかと思いますね」
誰かが特別扱いされることで、別の誰かが理不尽を感じる。今回のような“レディファーストの押し付け”は、優しさではなく、差別意識を植え付ける危険性すらあります。大人の価値観の伝え方を一歩誤ると、子ども同士の小さなトラブルから大きな対立に発展する可能性もあるということです。
「女の子だから」「男の子だから」という枠を押し付ける前に、子どもたちが自分たちで決める力を見守る姿勢を、大人として大切にしていきたいですね。
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<文/鈴木風香>
鈴木風香
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:
@yuyz.mama