ハワイは3位。「直近3年間の海外の行き先」人気ランキング。2025年は“転機の年”に
今後の海外旅行予定と年代別傾向
続いて、これからの海外旅行の予定についての調査結果を見ていきましょう。
「具体的に計画がある人」が17.7%、「具体的な予定はないが将来的に行きたい」という回答が32.2%という結果でした。
一方で、およそ半数の50.1%が「海外に行く予定はない」と回答しており、依然として海外旅行には慎重な姿勢も見せる人も多いことがわかりました。
年代別にみると、10代から20代では「1年以内に行く予定がある」割合が比較的高い傾向に。その一方で、年代が上がるにつれて「行く予定も気持ちもない」という回答も増加しています。
つまり、現在の日本では「旅に出ている人」と「そうでない人」がはっきり分かれています。とはいえ、「いつか行きたい」と考えている人も多く、今まさに、そのきっかけを探している時期なのかもしれません。
人気の渡航先の変化の波が
ここ数年の海外旅行先にも、少しずつ変化が見られました。さて、ここで問題です。この3年以内に人気だった海外の行き先、トップ3はどこだと思いますか? 正解は……
1位:韓国、2位:台湾、3位:ハワイ!
続いて、4位アメリカ、5位タイ、6位シンガポール、7位中国、8位香港、9位ベトナム という結果になりました。
コスパよくいける韓国、台湾は10代20代に依然として人気。その一方で、30代〜40代は「少し遠くても行きたい」というアメリカなどの憧れの場所を選ぶ人が多い印象でした。60代以上では、安心して楽しめる場所であるハワイが根強い人気を集めています。
さらに、「今後いきたい国や地域」についてアンケートをとったところ、ハワイが全年代で1位にランクアップ。続いて2位台湾、3位イタリア、4位韓国、5位オーストラリアという結果になりました。
6〜10位にランクインしているアメリカ、フランス、イギリス、ドイツなど、ヨーロッパ勢もランクイン。じわじわと今ヨーロッパ人気の復活も感じられる結果となりました。
物価や距離といった条件よりも「自分にとって価値があるかどうか」を重視して旅行先を選ぶ人が増えている。そんな印象を受ける調査結果でした。
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