「平成女子を殺しにきてる」41歳・18年ぶり日本ドラマ出演での“色っぽさ”に倒れそう
元KAT-TUNの赤西仁が、何と18年ぶりに日本のドラマに出演した。小栗旬主演のNetflixドラマ『匿名の恋人たち』(2025年)で、ジャズバーのオーナー役を演じる。
X上では「平成女子を殺しにきてる」といったコメントが散見されるが、これは実際、ほんとうにそうだなと思った。本作の赤西の色っぽいこと。ひっくり返りそうになるくらい。
男性俳優の演技を独自視点で分析するイケメン研究家のコラムニスト・加賀谷健が、本作の赤西仁をときめき解説する。
ハナは密かに寛を恋慕している。でも寛の方はハナの気持ちはもちろん、剣道の相手が実は彼女であることすら知らない。防具である面を装着したままでいるハナは匿名の練習相手でもあるのだが、逆に寛は練習後、面をサッと脱ぐ。
カメラはその様子を逃さず、執拗に捉える。ややローアングルの画面。視聴者は正座する寛を仰ぎ見る姿勢になる。そこには視線を外しながらも相手の様子を盗み見ようとするハナの眼差しが自然と重なっている。
面を脱いだ寛の目元、口元の色っぽさ。そして流れるように垂れた前髪。カットが切り替わる。寛が両手で前髪を掻き上げ、恍惚の表情を浮かべる。その瞬間の色気成分の発散量は尋常ではない。
バロメーターを振り切り、確かに視聴者を殺しにきてる。この一連のスリーカットは、赤西仁にとって本作が18年ぶりのドラマ出演だという事実を強調するには十分過ぎるだろう。
本作の赤西仁は油断ならない
話題のNetflixドラマ『匿名の恋人たち』で主人公・藤原壮亮(小栗旬)の高校の同級生・高田寛役を演じる赤西仁を目で追い、耳で楽しむ。この贅沢。良質なロマコメ的作品である本作を軽い気持ちで見ようものなら、これはたちまち火傷するぞ……。 本作の赤西仁は油断ならない。配信開始当初、X上は「平成女子を殺しにきてる」や「令和の赤西仁もヤバい」など、時代を超えて赤西の色っぽさに悶える視聴者コメントであふれていた。 火傷どころか、ほとんど殺人レベル。では、実際の画面上ではどうか。まず第1話の印象的な場面を見てみよう。 ハン・ヒョジュ演じるヒロインのイ・ハナは、ル・ソルベールの看板チョコレートを密かに製造している。「匿名のショコラティエ」である彼女は、極度の視線恐怖症であり、他者と目を合わせることがない。 それでも外出は欠かさず、身体を動かすために剣道に打ち込んだり。その相手が、ル・ソルベールの近所でジャズバー・ブラッシュを経営する寛なのだ。
18年ぶりのドラマ出演を強調するスリーカット
1
2
この連載の前回記事


