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「自殺未遂」「妊娠5か月で中絶希望」…なぜ彼らは“限界”まで耐えてしまうのか?子ども時代に支援を受けていても

社会に出た後の「拠り所」を作ることに

新拠点「ながれる」の概要

新拠点「ながれる」の概要(画像:「社会福祉法人子供の家 ゆずりは」プレスリリースより)

「もどかしい経験を重ねる中で、彼らには退所して社会に出た後も拠り所になれる場所が必要だと痛感したんですね。そこで自立援助ホームで9年働いたネットワークを活かし、社会福祉法人に掛け合って、いまのアフターケア相談所を2011年に立ち上げました」  現在は、国分寺にある『ゆずりは』と、2025年8月に新設した『ながれる』の2拠点を運営。計7人のスタッフで、年間500人近い相談者の支援に奔走する。  居場所事業を始めてから15年目に突入したものの、相談者の接し方や距離感に悩む局面は多々あるという。後編では、社会的養護に携わるうえで感じる葛藤や、利用者同士のトラブル、どのように相談者と接しているのかを聞いた。 【後半】⇒「来てくれないと死ぬ」深夜のSOSも…… 大人になった“元・児童養護施設の子どもたち”を支える現場のリアル <取材・文/佐藤隼秀>
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