Lifestyle

「売れ残りしかないよ」ハワイ歴40年の日本人に言われたブラックフライデーの“驚きのリアル事情”

並んで買う時代は終了? AI活用による新しい購買体験

 さらに、3つ目の特徴が「AI化」です。  最近のブラックフライデーでは、AIを活用した“選ばない買い物”が広がっているのだそう。AIアシスタントやチャットボットが、ユーザーの好みや過去の購入履歴をもとにおすすめ商品を提示してくれるため、消費者は自分で探す手間がぐっと減ります。  つまり、AIがおすすめする商品をそのまま購入する“AIドリブンな購買体験”が一般化しつつあるんです。「自分で選ぶ」よりも、AIに選んでもらったほうが、信用できる……そんな時代になっています。 「せっかくハワイに来たし、朝から店舗に並んでみよう!」と意気込んでいた私は……どうやらすでに時代遅れだったということが判明しました。  このように、オンライン化、長期化、そしてAI化。この3つが、今のブラックフライデーを語るうえで欠かせない大きな特徴になっているようです。  さらに、ブラックフライデー明けの月曜日、いわゆる「サイバーマンデー」では、Amazonを中心に家電製品が一気に値下がりします。  ハワイ在住40年の“ブラックフライデーの先輩方”によると、アパレルなどコレ! と思うものは、オンラインで早めに購入。ブラックフライデー当日は、日用品などで必要なものを事前にリストアップしておいて、オンラインで賢いタイミングで買うというのが、今の「正しいブラックフライデーの攻略法だ」と教えてくれました。

「買う」から「体験する」へ。日本でも進化するブラックフライデー

大木優紀さん 日本のブラックフライデーも年々進化を続けています。  取り扱われる商品の幅が広がり、最近は「金」などの高額商品が割引対象になるケースも増加。高級品がブラックフライデー価格で手に入るという“商品の高級化”がトレンドのひとつになっています。  一方で、体験型商品の人気も急上昇。モノではなく「体験を買う」ブラックフライデーは、この数年で一気に広がった印象があります。自己研鑽のためのレッスンや、生活の質を向上させる家事代行、サブスクリプションなど、いわゆる「コト消費」は当然ブラックフライデー商戦にも広がりを見せています。  その流れを受けて、旅行アプリ「NEWT」でも、ブラックフライデーに合わせた旅行商品の大型セールを準備中です。ホテル+燃油サーチャージ込みのハワイ旅行が10万円以下という、思わず二度見してしまうような超目玉プランも登場予定。さらに、最大70%オフになるクーポンが用意されているという情報も入っています。  今年のブラックフライデーは、モノだけでなく「体験」をお得に手に入れるチャンス。「欲しいなと思っていたモノ」だけでなく「行きたいな思っていた旅」もぜひリストを作って、ブラックフライデーを攻略しましょう! 【Voicyで聴く】⇒音声版「大木優紀の旅の恥はかき捨てて」 <文/大木優紀>
大木優紀
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ