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「不味いけどどうぞ!」初対面で“丸焦げシチュー”や“崩れたケーキ”を出す義母に衝撃。しかし5年後、2人は“意外な関係”に

家にやってきた義母の“サプライズ”

「その後、結婚してから義実家に行ったのですが、その日に私の着ていた服を見て、お義母さんが『恵茉ちゃん、その服可愛いね』というので、『○○さん(夫)からのプレゼントなんです、可愛いですよね!』と何気ない世間話をしたことがありました」  それから数日後、お義母さんが旅行に行ったお土産を届けてくれたのですが、なんと、恵茉さんが夫にもらったと話していた服と同じ服を着ていました。 鏡の前の女性 お気に入りの服「『恵茉ちゃんとお揃い買っちゃった! サプライズ!』と子どものような嬉しそうな姿で。正直びっくりしましたが『可愛い』とほめてくれていたので、本当に好みだったんだろうと思っていました。  しかし、その後も私が夫からもらったものについて、同じものを欲しがるお義母さん。夫にも『恵茉ちゃんにあげてたやつと同じのが欲しい』と誕生日におねだりしていたり……。  普通ならモヤッとする出来事だと思うのですが、嫌味な感じはなく、ただただ純粋に子どものようなお義母さんで、5年経った今は何も思わなくなりました。いまだに『変わってるなぁ~』とは思いますけどね」

「何しに来たの?」と突っ込みたくなった産後の面会

「関わりが深くなってくると、だんだんとお義母さんの常識からかけ離れた行動や言動にも慣れてきて、普通ならイラっとするんだろうなぁと思うことも、“面白い”と思えるようになってきたんです。  結婚から3年経って、私たち夫婦は子どもを授かりました。産後の入院では、みんなで部屋で食事をとれるとのことで、個室を選択していたんです。それで、夫と時間を合わせてお義母さんとお義父さんも面会に来てくれました。  お義母さんは部屋に入るなり『お疲れ様! 可愛い子を産んでくれてありがとう』と労いの言葉を掛けてくれたのですが、すぐに『ちょっとお腹が空いたわ! ご飯でも食べに行こうか!』と夫とお義父さんを連れてすぐに外食しに行こうとしたのにはびっくりして腰が抜けそうでした。  『お義母さん! せっかくみんな来てくれたのに、私を置いていかないで!』と冗談交じりに返しましたが、『あら、ここで食べられるんだっけ?』と……。きっと悪気はないんです、でも相変わらずの天然っぷりだなぁと苦笑いでしたね」 出産 病室に来て数分足らずで「外食に行こう!」と言われたときにはびっくりしたという恵茉さん。イラっとしても意味がないので、毎回冗談交じりに突っ込むようにしているんだとか。
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5年の付き合いで分かった“天然義母”の意外な恩恵
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