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動物の餌で飢えをしのぎ、死にゆく親族を見送る…「これが同じ地球で起きている」宇垣美里が受けた強い衝撃

無関心であることは、誰かの痛みを否定するほどの力がある

『手に魂を込め、歩いてみれば』

©Sepideh Farsi Reves d’Eau Productions

 少し前、報じられるガザのニュースに憤る私に、かつての友人は「なんのために知るの?」と言った。あまりの価値観の違いに言葉を失い、何も言えなかった。  でも今なら、言える。やっぱり見なくてはならない、知らなくてはならない。無関心であることは、誰かの痛みを否定するほどの力があるのだから。  この戦争を未だ止められない世界に生きる者として、受け止める義務がある。変えられないなんて、思わない。  ●『手に魂を込め、歩いてみれば』 配給/ユナイテッドピープル 全国順次ロードショー中 <文/宇垣美里>
宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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