「とんでもないばあさんが演りたい」レジェンド女優が80代で求めた“転機”とは? 自分に嘘をつかない覚悟|浜野佐知監督×菜葉菜が語る
映画がすこしでも起爆剤になってくれれば
浜野:今の底が抜けたような日本に、いつまでも変わらない男社会に、若い世代の特に女性たちの生き方に、そして日本映画界のあり様に、この映画がすこしでも起爆剤になってくれればうれしいですね。
菜葉菜:私はとにかく、金子文子という実在の人物がいたことを知ってもらいたいです。そして彼女の生き方を通して、自分を見つめ直すきっかけになれば、と。私自身もそうでしたから。
浜野:私の監督人生の集大成とも言える作品です。一人でも多くの人に観ていただければうれしいですね。
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そして2月28日、渋谷ユーロスペースで映画が公開された。1回目も2回目も満席となり、2回目上映後に舞台挨拶がおこなわれた。
舞台挨拶では各役どころの話や、浜野監督の印象が語られた。60年近いつきあいの白川和子さんは、若い頃の浜野監督のエピソードを披露、「佐知の映画ならいつでも駆けつける」と語った。
浜野監督は「みなさんも今日からは、“心に文子”を合い言葉にがんばって生きていきましょう」と挨拶、会場が盛り上がった。
<取材・文&人物写真/亀山早苗>亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio




