先ほど愛流の魅力としてスタイルの良さを挙げたが、父親との関係性も大きな魅力と言える。そもそも、「窪塚」という苗字を聞けば、多くの人が「窪塚洋介」を思い浮かべ、意識的にも無意識的にも『池袋ウエストゲートパーク』をはじめ、『ピンポン』や『凶気の桜』といった出演作を連想するだろう。それだけ「窪塚」という響きが持つ力は強い。

90年代から現代へ――窪塚洋介・愛流が共演した「NIKE AIRMAX 95 BIG BUBBLE」キャンペーン(2026年3月)※画像はリリースより
渡辺謙を父に持つ杏、中野英雄を父に持つ太賀(2019年より仲野太賀)など、事情はそれぞれ異なるが、有名人を親に持つタレントの中には、親の影がちらつかない芸名をつける人も珍しくない。だが愛流は「窪塚愛流」を名乗って芸能活動をしている。
2026年2月に公開されたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のCM、3月の「NIKE AIRMAX 95 BIG BUBBLE」キャンペーンには親子で共演。USJのCMは親子の仲の良さが伝わる内容になっており、窪塚洋介という存在感抜群の父親がいながらも、堂々と仲の良さをアピールできる姿勢には好感が持てる。そのあたりも、愛流自身が持つ“陽キャマインド”が影響しているのかもしれない。

『るなしい』も含め、窪塚愛流という役者がどのように歩んでいくのか、注目したい。
<文/浅村サルディ>
浅村サルディ
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。