金曜よる10時放送の『田鎖ブラザーズ』(TBS系)も面白い。刑事の兄・田鎖真(岡田将生)と検視官の弟・田鎖稔(染谷将太)の兄弟が毎回難事件に挑み、その一方で、公訴時効廃止の2日前に時効成立となった2人の両親を殺害した犯人を追う刑事モノだ。

画像:TBSテレビ『田鎖ブラザーズ』公式サイトより
真は面倒くさがりで不真面目な性格をしているが、両親がされた事件の時効が成立した過去を持つため、熱さを見せることもしばしば。岡田といえばシュッとした役どころが多いが、両津勘吉のような不真面目さを持ち、さらには被害者に感情移入する熱血漢を演じるのは珍しい。「だらしなさ」と「エネルギッシュさ」という、どちらも岡田が演じるには珍しい要素を持ち、新鮮さがある。
一方、稔は真と真逆で、しっかりと仕事はするがどこかドライな、冷静かつ慎重な性格。こういった役を演じる時の染谷の空気感はとても心地良い。絶対的に能力が高いものの、それを安売りはせず、重要な局面でいかんなく発揮する。中二心をくすぐるようなクールガイだ。
また、1話では無事に事件が解決したかと思いきや、ラスト数分で一気に事態が変わるなど、最後まで目が離せない展開になっている点も特筆すべきだ。ラストで急にストーリーが動き出し、ワクワク感を煽るBGMが鳴り響き、そして次回予告。視聴者心理を理解した構成となっており、翌週の放送を楽しみにさせてくれそうだ。