――ベビーシッターさんは高額なイメージがあります。実際はどうなんですか?
真船:東京都の一部の区では子ども1人あたり144時間までベビーシッターの一時利用補助制度があり、実質無料になる制度があるので、ありがたく利用させていただいています。周りでも頼んでいる人も増えてきているように感じます。区によっては家事代行サービスも補助があり、料理の作り置きや水回りのお掃除とかお願いできるそうです。
ただシッターさんや家事代行サービスも知らない人も多く、自分から情報を取りにいかないとたどり着きません。23区それぞれ制度が違うかもしれませんが、区の公式サイトや広報誌をしっかり読み込まないと出てこない情報もあります。
――シッターさんはどこで探していますか?
真船:マッチングサービスです。新しい家に引っ越してから、面接のような形でまず1時間来てもらって条件のすり合わせや、息子と遊んでもらう時間を設けました。その後、慣らしでお迎えから3時間お願いして、問題なければ定期的に依頼する、という流れでいい方が見つかり、ずっと同じシッターさんにお願いしています。前の家に住んでいる時は、定期で来てくれる方が見つからず毎回違う方で大変だったので助かっています。
――ベビーシッターさんに見てもらっている時間は、漫画の制作に使っていると聞きました。どういった流れになりますか?
真船:保育園にお迎えに行ってもらって、一緒に家に帰ってきて、ご飯も食べさせてもらっています。食事は自分で用意しなくてはいけないんですけど、簡単に昨日の残り物をお皿に乗せておいて、チンして食べさせていただいたり。そしてお風呂まで入れてくれます。
――え、シッターさん、子どものお風呂も入れてくれるんですか?
真船:シッターさんは洋服を脱がずに、お風呂を沸かして、子どもの体を洗う介助をして着替えさせてくれます。都内の共働き世帯はシッターさんや外部の人が介入しないとフルタイムには戻すのがなかなか難しい、というご家庭も多いのではないかと思います。
――確かにそうですね。本の最後に、“家もお金も全て繋がっていた”と書かれていましたが今もそれを実感していますか?
真船:そうですね。たとえば、キッチンが汚いときは料理を作る気にならずつい外食してしまっていたり、クローゼットがごちゃついているときは着る服が見つからなくて安いものをどんどん買ってしまったりしていたんですよね。
でも、一度家がすっきり整うと、いろんな面でいい循環が生まれます。必要なものがすぐ見つかるし、不要な服を売れば思った以上にお金になることもある。「こんなにもったいないことをしていたんだ」と気づくきっかけになると思います。
<取材・文/谷亜ヒロコ 撮影/鈴木大喜>