――漫画家デビュー当時から、真船さんご自身を主人公にした絵は変わらないですよね。
真船:デビュー当時は「主人公がこの猫の絵だと売れない」って言われましたね。ADモノなどのお仕事ものマンガは、可愛い主人公じゃないダメだと。でも私は「可愛い女の子は書けません」と言いきったのが今になってみれば良かったです。
主人公が猫なので、髪の毛を描かなくていいので、3秒でかける(笑)。当時の自分をヨシヨシしてます。服も基本無地ワンピースを制服化してしまっているので、作画はかなりシンプル。だからペン入れは猛烈に早いです。完全に時短術ですね。
――時短といえば、毎日のラクちん料理も印象的でした。新刊でお母さんが実は「クックドゥ」でご飯を作ってたところが大好きなんですよ。
真船:「クックドゥ」は発明ですよ(笑)。最近は「クックドゥ極」シリーズがすごく美味しいです。山椒とかが超効いてて、大人の味になるのでぜひ使ってみてください。きちんと計って失敗するんだったら、こういうのが進化しているから本当に使ったほうがいいなと思います。
――今後はどんな漫画を書いていきたいですか?
真船:二人目の妊娠で、またつわりなどを経験したので、そのへんの妊娠・出産記も書きたいですね。それから自分はずっと若手だと思ってたら、アラフォーになり会社でも中堅になっちゃったんですよね。
だから若手を飲みに誘ったら、これはパワハラに当たるんじゃないかとか、カラオケに行ったら何を歌うのが正解なんだとか。いわゆる「令和世代の若い子達に嫌われない先輩になるためにどうしたらいいか」そういう身のふり方のマンガを描いてみたいですね。

<取材・文/谷亜ヒロコ 撮影/鈴木大喜>