寝る前などに自分でツボを押してみましょう。白石さんが「めちゃくちゃオススメ」というツボは「足三里(あしさんり)」。ひざの外側で、お皿の下から指4本分下がった、一番くぼんでいる場所が「足三里」です。
「私はすべての治療に足三里を入れているぐらい、有名で万能なツボです。
最近では、マウスの足三里に電気鍼をする実験で、うつ症状を緩和する可能性があるという論文が出たり、研究が進んでいるんです」
あんなに小さいマウスにもツボがあるんですね! たしかに、ネットでググったら世界最高峰の科学雑誌『Nature』から『NHKスペシャル』(2024年5月)まで、「足三里」の研究が複数ヒットしました。
●とにかく、よく眠ること
「患者さんには、とにかく『よく寝てください』とお伝えします。それで全然変わります。寝るためには体を動かすこと」と白石さん。とはいえ、「よく眠れない」という人も多いので、快眠のコツは次回詳しく聞くことにします。
●やさしいシャンプーの仕方を習慣に
育毛の患者さんで、シャンプーの仕方に問題がある人は、3つのタイプに分かれるそうです。
1日に2~3回シャンプーする「洗いすぎ」タイプ、「すすぎ不足」タイプ、「湯シャン誤解」タイプ(お湯で流すだけの湯シャンが不十分で皮脂が落ちていない)です。
そこで、白石さんがすすめるシャンプー(1日1回)のコツを教えてもらいました。
1.洗髪前に髪をとかす
2.お湯の温度はいつもより少しぬるめ
3.シャワーは、弱めの水圧でやさしく当てる
4.シャンプーの泡で頭皮をなでるイメージで、指の腹でやさしくもむ
●たんぱく質を十分摂る
髪はたんぱく質からできているので、肉・魚・卵などをしっかり摂ること。患者さんにプロテインを勧めることもあるそうです。
「髪は単独でポンと生えているわけではなくて、“腎の華”と言われるほど、腎と関係が深いのです」と白石さん。著書のタイトルにもあるように「腎活習慣」が大切なのです。
【前回を読む】⇒
「常にだるくて、生理痛は失神するほどでした」虚弱だった女性が、健康を取り戻して“予約の取れない鍼灸師”になるまで
<白石明世 取材・文/女子SPA!編集部>
白石明世
EN body conditioning salon合同会社 代表/鍼灸師。
5歳よりクラシックバレエを始め、14歳から中国・上海京劇学院、17歳からスイスのルードラ・ベジャール・バレエ学校に進学。20歳で腰痛をきっかけに帰国後、2011年に東京衛生学園鍼灸専門学校に入学し、はり師・きゅう師の国家資格を取得する。2016年に原宿で開院、2022年に表参道・骨董通りへ移転し「EN body conditioning salon」に改名。「ザ・ペニンシュラ東京」のパートナーとして、ホテル内スパでの施術も行う。各種メディアにも多数登場、著書に『
すごい腎活習慣 』(2026年、徳間書店)。