日中の散策でじんわり汗をかいた心美さん。熱めのシャワーを浴びようと、シャワールームに向かいます。
そんな心美さんがシャワールームで見たのは、「シャワーは1人3分まで」の張り紙でした。
「ゲストハウスの経費削減のために、すごい張り紙が付いているなと思っていました。でも、まさか本気の厳しいルールだとは全く思っていなくて……」
なんと、心美さんがシャワーで髪を洗っていると、突然お湯が水になったそう。
「冬場の寒いシャワールームで、急にお湯が水になったんです。まだ、トリートメントを流す前の状態だったので、本当にびっくりしましたね。そのときは、シャワーが故障したんだと思いました」
心美さんは一度身体を拭いて、服に着替えると受付に向かいます。
受付に行くと、先ほどの年配女性が出てきたんだとか。
「女性に、シャワーが途中で水に変わったことを伝えました。『故障してるみたいなので、見てもらえますか?』と私は丁寧に伝えたんです」
しかし、女性からはとんでもないことを言われたんだそう。
「思い出しても、悲しい気持ちになります。受付の女性は、私に『うちはね、お湯は3分しか出せないの。張り紙見てない?』と言ったんです」

※生成AI画像を使用しています
心美さんをけなすような言い方。さらにその後、耳を疑うような言葉を投げつけられたそう。
「ねぇ、あなたなんでここに来たのかしら。どうせ、子どもを置いてきた、そんな感じだろ」
その言葉に心美さんは返す言葉を失ったと言います。
「ひどい言い方でした。気分転換に、と思ってようやく子どもを預けて実現できた旅です。あんな風に言われて……。あの日は髪も濡れたまま、もうシャワーに入る気力もなく部屋に戻りましたね。悲しくて、その夜は眠れませんでした」
それでも今からキャンセルできないと、心美さんは1週間そのゲストハウスで寝泊まりをしたんだそうです。
ネットで見る情報と、実際の宿とが多少違うことはあるでしょう。しかし、癒しを求めて向う宿選びには慎重になった方が良いのかも。
「あんなひどいところばかりではないと思いますが、私はもうゲストハウスには泊まりません」そう語る心美さんは、寂しそうな表情をしていました。
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<取材・文/maki>