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過激シーンで失神者も!? 女だけの日活ロマンポルノ上映会の濃密な夜

 今年の5月にその復活が発表されたことで再び注目を集めている「日活ロマンポルノ」。先日、女性限定でその初期作品を鑑賞するイベント、「TOmagazine企画 ~iroha夜の女学院~」が西麻布の「音楽実験室 新世界」で開催された。

 毎号、東京23区のうちの一区を取り上げ、編集長が自らそこに一定期間暮らしながら編集するという“ハイパーローカール”な雑誌『TO magazine』が主催し、女性のセルフプレジャー・アイテムのブランド「iroha」が協賛する同イベントは、「女性の性を教養として嗜むこと」を目的に今年の3月に“開講”され、今回が2回目となる。

 講師を務めたのは、前回に引き続き、カルチャーからジェンダーまで幅広い分野の論客として知られる著述家の湯山玲子氏(『男をこじらせる前に男がリアルにツラい時代の処方箋』/角川書店 他)。

上映後に作品のを解説する湯山氏(右)と司会の塚田有那氏(左)

上映後に作品のを解説する湯山氏(右)と司会の塚田有那氏(左)

 今回の上映作品である、団鬼六作、名女優・谷ナオミ主演の『夕顔夫人』(1976年)も、湯山氏によるセレクションだ。同作は、「縄」「縛り」「恥羞」といった日本の耽美的なSMの様式を確立した傑作小説を映画化したものとして知られている。

夕顔夫人===あらすじ===

 大学を中退し自堕落な生活を送る男・木崎(鶴岡修)は、友人である金持ちの御曹司・堀口(中丸信)から婚約者だとして、美人な女性・由利子(宮井えりな)を紹介される。由利子は、木崎が憧れを抱く、谷ナオミ演じる華道の家元・島原夢路の妹だった。夢路への劣情を募らせた木崎は、ある日、由利子を騙して犯してしまう。そして、ついに夢路もその魔の手にかけ、家元の座を狙う夢路の弟子・和江(渡辺とく子)とともに、山奥の“調教小屋”で美人姉妹を恥辱の極致へと陥れる――。

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“悪魔的な性”への拒絶と欲情



 アソコに挿入した筆で「女」と書く練習をさせられたり、逆さに吊るされてアソコに花を活けられたり……調教小屋で繰り広げられる常軌を逸した辱めの数々に、20代女性が大半を占める客席では時折笑いが起こるも、一部の参加者には刺激が強かったようだ。ある20代女性は浣腸のシーンで失神。一時、会場が騒然となった。

 後で彼女に話を聞くと、「(浣腸液を注入されて)お腹をマッサージされているのを見て、今にも何か(おそらくウ○コ)が飛び出してきそうで、気持ち悪くなって、気づいたら視界が真っ暗になっていた」とのこと。さすがに日活ロマンでそんなシーンは出てこないと思うが、彼女の脳はそれ以上の刺激を拒絶したのだろう。

 しかし、彼女のように拒絶はせずとも、こういった悪魔的とも思えるプレイに欲情する男がいることが理解できないという声が、上映後に開催されたセクシャリティ講座において客席からあがった。

 湯山氏は、同作は一般男性が多く足を運んだヒット作であり、「男性向けポルノの類型がすべて詰まっている」と説明。ただ、その一方で、現代の草食化した男性たちは、女性と同じような反応を示すかもしれないとして、「一度、男子禁制を解いたイベントを開催してみるのも面白いかもしれない」と、今後の男性受け入れの可能性を匂わせた。

⇒【後編】「美女だらけのセクシャル・エリート女子会に潜入!」に続く http://joshi-spa.jp/301397

<TEXT/PHOTO,女子SPA!編集部>

女子SPA!編集部
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