今年こそ貯める!お金上手になるオススメ本・3冊
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。
新しい年が始まり、生活も通常のリズムを取り戻した頃かもしれません。今年こそお金と上手に付き合えるようになりたい、と思っている方は、お金にまつわる書籍を読んで参考にしてみるのも良いでしょう。
読みやすく、お金の習慣を考えるために適切な本をいくつかご紹介します。
●『お金持ちになる女はどっち?』
花輪陽子 PHP研究所 2016/1
どっち? と選択肢を見せられ、正解を示す形式の書籍が人気を集めています。そうした中でもこの本は、女性がよく直面する身近なケーススタディがたくさん選定されています。
クローゼットに服はたっぷりかスカスカか、コスメなどの試供品をとっておくか捨てるか、バーゲンセールを使うか使わないか、女性なら誰しも迷ったことがある、生活のどっち? を優しく解説しています。また、結婚、夫婦の財布、子供の有無など長い目で見た選択についても触れられています。
自分の金銭感覚を試すためのチャートテストも楽しいです。目の前の選択、長期的な選択について、答えを見つけたい人の参考になりそうです。
●『貯金兄弟』
竹内謙礼・青木寿幸 PHP文庫 2015/9
広告代理店に勤め収入も多いが支出も多い兄・宗一郎と、高校卒業後消防士となり節約家である弟・翔太との物語です。
人生の岐路で選ぶ道が対極的な2人をみては、自分だったらどちらに近いかな? と考えさせられます。翔太が上司や同僚にお金に関する知識をレクチャーする場面では、読んだ人もきっと参考になるはずです。
最終的な結末には、お金との付き合い方だけでは割り切れないシーンも出てきますが、何が起こるかわからない人生と考えると、返ってリアルなのかもしれないと思わせる1冊です。
●『お金は銀行に預けるな
~金融リテラシーの基本と実践~』
勝間和代 光文社新書 2007/11
2007年に発売され、当時とても話題になった有名な本です。
金融リテラシー(お金の読み書き・扱い方能力)を高める必要性に始まり、各金融商品について網羅的に解説しています。
貯金に特化した本、投資に特化した本は他にも良書がたくさんありますが、ちょうど、貯金ももう少し上達させたくて、投資にも興味がわき始めたという状況の人にお薦めの内容になっています。
お金を上手に使えるようになりたいと思ったときに、関連する書籍を読んでみることは、とてもお薦めです。すぐに実践できそうなヒントをもらえることも多いですし、自分では気がつかなかった解決策に出会うこともあります。
また、自分の知識や考え方の確認や、答え合わせにも使えますね。
ヒントをもらって、今年はより思い通りのお金の使い方に近づけられると嬉しいですね。
<TEXT/風呂内亜矢>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
■出演情報
スズキ presents ニコニコ生活講座#11 2/16火21:00~:
http://live.nicovideo.jp/watch/lv248771101
【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】
ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引主任者。1978年生まれ。岡山出身。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた!自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)がある。
公式サイト:http://www.furouchi.com/
公式ツイッター:@furouchiaya
風呂内亜矢
(ふろうち・あや)ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌等でお金に関する情報を発信している。近著は『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(監修)、『超ど素人がはじめる資産運用』