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SMバーは夜のカウンセリグルーム!?女ひとりで潜入してみた

お偉いさんでも「お前」呼ばわり

 今でこそ「カッコいい」と言われる長身のおふたりだが、幼いころは目立つというだけで嫌な思いをたくさんしてきたと言う。  でも、それによってさまざまなことを考えさせられ、相手の気持ちも察することができるようになって、傷ついた女性や、甘えたりグチったりできない立場の人たちをも受け入れる懐の広さが培われたそうだ。
SMグッズ

店内にさりげなく置かれているSMグッズ

 そんな彼女たちを慕い、心のバランスをとる場として訪れるSでもMでもない人も少なくないそう。 「大人になると叱られることも減るし、自分を吐き出せる場もなくなっていくでしょ。でも、ここでは上下関係も役職も関係なく、中学の同級生みたいな感覚で飲めるからラクなんだって。  誰もが知っている大企業の社長とか会長とか、先生と呼ばれる人とかでも、『へ~あの有名な。だから? お前“様”つかないだろ。私はつくんだよ!』みたいな感じで一喝(笑)。  チヤホヤされたきゃ銀座行けって話だけど、それでもここを選んできてくれるのは、そういう場を求めているんだろうね」とみづきさん。 「多少のことでは動じませんよ! 大体のことはぶつけられても大丈夫。慣れてますもん!」と、リナさんも笑う。  訪れる前はおどろおどろしい場を想像していたが、装飾やトーク内容以外は一般的なバーと何ら変わりはないことを知り、緊張がほぐれた筆者。  そんな胸中をみづきさんとリナさんにポロっとこぼしたところ、 「SMっていうと縛るとか鞭打つとか、虐待めいた特殊なイメージを持たれやすいじゃない? 確かにそういう側面も間違いではないけれど、実際はもっと深いところでのつながりがあってのモノなんだよね」  と、SM世界の真髄を語ってくれた。  では、SMが生みだす“快楽の根源”とは!?(次回に続く) <TEXT・PHOTO/千葉こころ>> 【店舗情報】 ボンテージバー毛玉 住所:東京都港区六本木7丁目14-10 電話番号:03-5411-8008 営業時間:20:00~LAST 定休日:土日祝日
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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