――女子SPA!読者に、あの地獄を楽しむためのメッセージをください。
宮藤:働いている20、30代の女性って、日常が地獄かもしれないですよね。そうすると、死んだら、いまの地獄から解放されて、映画で描かれている地獄が待っていると思えば気が楽になって日常も頑張れるかも(笑)。でもまともな大人が出てこない映画なので、そういう意味ではグっとくるところはあるかなぁ(苦笑)。
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』より
――でも長瀬さんの赤鬼はすごくかっこいいです。
宮藤:あ、そういうところはぜひ観ていただければ。ただ現世の長瀬くんの役はヒモなので。ご覧になる方にも相手を選ぶときの目を覚ますきっかけにしてもらえたらと思います(笑)。
――楽曲もどれもかっこいいです! 監督がすべて作詞されていますが、メロディが付いたことで特にお気に入りになった曲を、最後に教えてください。
宮藤:「五戒の唄」ですかね。威勢のいい曲を予想していたら、ボサノバで来て。これはこのままやらなくちゃ、と思いました。あと「天誅!!」も。あんなくだらない歌詞なのに、無駄にかっこいい。曲がついたことでさらによくなるっていうのは、やっぱり嬉しいですね。
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』より
<TEXT&PHOTO/望月ふみ>
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『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は全国公開中
配給:東宝=アスミック・エース
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『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』オフィシャルサイト http://tooyoungtodie.jp/望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi