“仲直りエッチ”は、やっちゃダメ。”百害あって一利なし”の理由
こんにちは。中高時代の4軍男子(非モテ)から這い上がった経験をもとに恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
突然ですが、みなさんは“仲直りエッチ”という関係修復方法……賛成派ですか? 反対派ですか? そう、仲違いしていてもセックスによって愛を確かめ合って仲直りできる……という例のやつです。
自分はブッチギリの反対派。その理由をお話しましょう。
まず、“仲直りエッチ”の関係修復のメカニズムを考えてみたいと思います。
例えば、同棲カップルがケンカをして、もうかれこれ1時間お互いを無視し合っていたとします。そこでカレシが「ちょっとこっち来いよ」と彼女の腕を少々強引に引っ張って、ソファの隣に座らせる。
カノジョの方は「やめてよ」なんて口では言いながらも、そこまで抗う様子も見せない。となれば、カレシはカノジョの肩を抱いて、キスをして、そのまま押し倒して……エッチが始まります。
エッチ中、どちらかが「好きだよ」「愛してる」なんて言えば相手の溜飲は下がります。でもってエッチ後、どちらかが「さっきはゴメンね」と謝り、「こっちこそゴメン」なんて謝罪し合えば、それでもう“仲直りエッチ”完了♪……となるわけです。
これで2人の関係は元通り!……はい、確かに元通りです。でも、それは、悪い意味での“元通り”。振り出しに戻っただけ、です。
なぜなら、“謝罪の言葉”が本当の意味での謝罪のテイを成していないから。
だってこの場合、往々にして雰囲気で言っているだけだと思いません?
エッチ後のラブラブな空気感の中での流れで言っているだけで、お互いに“自分が悪かった”と思っているパターンは少なくないですか?
いや、まぁ“悪い”とは思っているかもしれません。ですが、そこに真の意味での反省はありますかね? 次回以降に同じ過ちを繰り返さないように改善策を頭に思い浮かべていますかね?
答えは、おそらくNO。エッチしてうやむやにしてしまっているだけ。
本来、どんな些細なことであっても、ケンカをしたならばその原因を突き詰めて、その原因に対しての改善策を話し合うべきなんです。
「自分は悪くない、相手が悪い」と思っているならば、ケンカが長引こうがどうなろうがその意思を貫き通すべき。
妥協して折れるべきではないし、相手のご機嫌を取るためだけの謝罪の言葉は口にしない方がいい。

“仲直りエッチ”のメカニズム
問題をうやむやにしているだけ!
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