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“仲直りエッチ”は、やっちゃダメ。”百害あって一利なし”の理由

“仲直りエッチ”は誤魔化し

――「自分は悪くない、相手が悪い」なんて突っぱねていたら、ずっと仲直りできないって?  はい、そうですよ、ケンカしっぱなしになります。でも、そういう意見の方に逆に聞きたいのは、「では“仲直りエッチ”をしたカップルは同じ原因でケンカはしないんですか?」ということ。 ……するんですよ、同じ原因で、ケンカ。  だって、“仲直りエッチ”では膿を出し切れていないから。問題を先送りにしているだけだから。  ズバリ言います、“仲直りエッチ”は誤魔化しです。 “仲直りエッチ”をヨシとするカップルはケンカが絶えないと思います。だって原因を何ひとつ解決してないわけですから。  同じ原因で何度も何度もケンカするんです。そして、そんな火種の数が多ければ多いほど、短いスパンでケンカと仲直りを繰り返した挙げ句、破局すると。

遅かれ早かれ別れる運命

 一方、“仲直りエッチ”はせず、「自分は悪くない、相手が悪い」と貫き通し、ケンカの原因を都度解決していこうとするカップルはどうなるか?  愛が深まるか、別れるか。このどちらか。  膿を出し切って、2人にとっての最良の着地点を見つけ出せれば、もうその原因でケンカをすることは二度となくなりますから、愛が深まっていきます。  お互いが主張を曲げず、ぶつかり合い続けるのならば、待っているのは別離です。しかし、この別れって、建設的じゃないですか? “仲直りエッチ”で問題を先送りにしているだけのカップルは、だましだまし交際を継続していったとしても、いつかその原因のストレスがピークに達して別れが来るでしょう。  遅かれ早かれ、別れは来るんです。  だったら、人生の時間を無駄にしないためにも、早く次の新しい素敵な恋愛を見つけるためにも、早く別れるにこしたことはない。  だからみなさん、“仲直りエッチ”で仮初の幸福感に浸るのは、もうやめましょう。 <TEXT/堺屋大地> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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