「エアコンはつけっぱなしが得」は本当?1ケ月つけたままで電気代はこうなった!
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。
節約しているつもりが逆効果だった…ということはあるものです。新刊『その節約はキケンです』でも紹介しましたが、電気代節約のために「エアコンをこまめにオンオフする」のは効果的なのでしょうか?
たしかに、エアコンの稼働時間そのものを減らすことは節約の面で有効です。
ところが、こまめにオンオフをすることは、つけっぱなしにするよりも電気を使ってしまうことがあるため、注意が必要です。
エアコンは外気温と設定温度に差がある時に、消費電力が大きくなります。そのため、エアコンで適温になったと思って電源を切り、しばらくしたまた暑くなった(寒くなった)とスイッチを入れると、常に大きく電力を消費することになり、電気代も高くなってしまうのです。
それよりも、夏は28度、冬は20度くらいのやや控えめな設定温度にし、30分程度であればこまめなオンオフをしないほうが電力を抑えられます。
稼働時間そのものを短くすることは有効なので、夏なら朝晩の涼しい時間、冬なら日中の温かい時間は、無理のない範囲でエアコンを切っておくとよいでしょう。
「エアコン1ケ月つけっぱなし実験」というものが、2015年の夏頃(それ以前にもあったようですが)、ネット上で話題になりました。1ケ月つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなる、というものです。
私も2015年7月15日~8月17日(8月の電気代請求にあたる検針期間まる1ケ月分)にかけて、設定温度28度で一度もエアコンを切らない実験をしてみました。
その結果は…
「こまめにオンオフ」は電気を食う
1ケ月つけっぱなし実験の意外な結果
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