引っ越し時の“清掃代”がバカ高い!気をつけるべきポイント
【賃貸物件トラブルの対処法 第4回】
第1回、2回、3回と賃貸トラブルに関してお送りしてきましたが、今回は引っ越しなどの際の退去時のトラブルについてです。
東京都の賃貸にお住まいの皆さん、都では「退去時のクリーニング代は大家さん持ち」を勧めているって知ってました?
敷金は、有事の場合の保険のようなもの。周囲に迷惑をかけず、家賃もきちんと払い、部屋を大きく汚したり破損していない場合は、敷金は全額返金されるべきなのです。
退去時にトラブルが起こらないようにする方法はこれまでご紹介したとおり。契約前や入居時に注意しておくべきことがたくさんあることがわかりました。
実際に筆者が入居していた物件は、
・玄関や外見が築年数の割に汚い
・共用部分の清掃は1~2カ月に1度だけ
・大地主の大家の息子が管理会社を経営
・大家息子の会社は宅地建物取引免許番号(1)で経営5年未満
と、以前の記事で賃貸住宅の専門家が指摘していた項目がボロボロ当てはまります。
その上、Googleで管理会社を検索してみたところ、Googleマップに☆1つの評価が載っていました。通常の情報サイトでは悪評を掲載することはできませんが、Googleマップならできるのですね。積極的に活用したいものです。
不安要素だらけだった物件ですが、案の定、退去時には「嫁いびりか」というレベルで室内をチェックされ、クリーニング代の他に「クロス清掃代」という訳のわからない金額まで請求されました。
こちらが退去時の部屋の様子。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=553684
この汚れのクリーニング代として8000円請求されました。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=553690
なぜクリーニング代にクロスの清掃代が入らないのでしょう? キッチンの蛍光灯を見て「カバーがあったはずだ!」と叫び、証拠の写真があると、事務所に戻っていきました。完全に濡れ衣なので証拠写真などあるはずもなく、これに関しては不問となりましたが……。いったいなんなのでしょう?
この退去時の管理会社の対応があまりに不誠実に感じられ、「本当にクリーニング代も払わなければいけないのだろうか」と疑問に感じました。
退去時に不当に高額の修繕費用を請求される理由には、不動産コンサルタントの尾浦英香さんによると、いくつかあるそうです。
入居時に注意すべきポイントのおさらい
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