わたくし和久井(40代)は、現役で短大を卒業して就職した後、夜間の専門学校で英語を学び、社会人入試で早稲田大学に入り直しました。理由は、
社会が学歴社会なのが身にしみたからです。
普通に大卒の人は意識しないと思いますが、「応募資格:大卒」ってけっこうあったんですよ。2年働いて経験値積んでも大卒の新入社員の初任給よりも自分のお給料が少ないのも納得がいきませんでした(逆に、仕事を教えてくれている高卒の人より給料がいいのもおかしいと思っていましたが)。
当時結婚していた夫には「うちの会社は、
高卒女子は従順で使いやすいし、大卒女子は扱いにくいけど仕事ができるから採用する。だけど短大卒は中途半端だから取らない」とか失礼なことを言われましたし。短大卒本人に言うことかね。
高校の先生や両親は、「就職がいいから短大に行け」(80年代から10年くらい、短大の偏差値が超絶高かった時代があったんですよ)と言っていました。でも
社会でこんなに差別されるなんて誰も教えてくれませんでした。
病気みたいな学歴コンプレックスを抱えていて、「これはもう学歴を上書きするしかない!」と思い、貯金をはたいて大学に入りました。28歳のときです。
ただ、その頃にはすでにフリーランスで働いていたので、大卒の資格自体が自分の人生を変えたという実感はありません。だけど、卒論で少女マンガについて論じたことが今の仕事につながっているので、大学で得たことは大いに役に立っている実感はあります。