もちろん最低限の生活能力(経済力)は必要でしょうが、逆に言えばそれ以外に男をジャッジするポイントは、
性格が自分に合うかどうかだけ見ればいいんです。
結婚前の肩書きや地位が未来永劫続くなんて保証は一切ないわけで、一流商社や一流メーカーの正社員だからといって、その会社が10年後にどうなっているかわからないですからね。
ルックスだって結婚前はシュッとしたイケメンでも、言ってしまえばその時点がピークなわけで、その後、顔は劣化して頭の毛は薄くなって、体型は崩れていく可能性は充分あるわけですから。
それに、ハゲやデブ、センスが悪いなんて、結婚してから数年経てば、どれも些末なこと。最初は気になっていても、
実際に結婚しちゃえばたいして気にならなくなっていくものです(もちろん、人によって何に一番の価値を置くかは異なると思うので一概には言えませんが)。
先ほど例に挙げた内容はあえてわかりやすいポイントに絞っていますが、“男を見る目”が養われすぎていることほど不幸なことってないんですよ。
人生経験・恋愛経験が豊富な女性ほど、特にその傾向は顕著。レストランで男がワインを空けてくれたのはいいけれど、そのラベルを見て「あ、この店で一番安いワインだ」と気付く知識と洞察力の高さは、不幸しか呼びません。
<TEXT/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は
@SakaiyaDaichi