●女優の言う「自然が一番」を鵜呑みにする
私たち一般人が最も陥りやすい罠はコレです。女優だのモデルだの、美の最前線にいる人の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
まず彼女らは、元々が美しい。その上で、最高級の美容技術に触れてきているでしょうし、さんざんいろんなことを体験して、「やっぱり自然が一番」という結論に達したのだろうと思います。たとえるなら、げっぷが出るほど美食を極めたあげく、「やっぱりお茶漬けが一番」と首肯するようなもの。
美容に着手できるタイミングや予算も人それぞれ。こういう人たちと同じ目線で、「若くなりたいと思うのは、イタイんだ」としょんぼりすることはありません。
●「自然体=サボっていい」と変換する
今叫ばれている“アンチ・アンチエイジング”とは、「実年齢を受け入れず、追いすがるように若さを求める姿勢に異議を唱えること」だと思います。自然に刻まれたシワを憎み、なかったことにできるよう躍起になる、みたいなことですね。
ですが、必死に老いを駆逐することと、加齢で疲れた肌をいたわることは別物です。「自然が一番なんだから、なんもしなくていいや」と肌を放置するのは、単なるサボりというもの。いくつになっても肌を手入れするのは、女性のたしなみだと思います。
●「肌がキレイ=肌見せしていい」と曲解する
「若くはないけど、私は肌がキレイだから肌見せしていい」と鼻息荒くかまえるのは、大いなる間違いの元。肌がキレイなのはけっこうなことですが、だからといって人様にさらす必要はないのです。
反対に「もう人にお見せするもんじゃないから」とかいって、ムダ毛の生い茂るままにしておくのも、また疑問。
×ドツボエイジング
いい大人だけど、美脚だからミニスカで生足見せ!←ちょっと違う。
○素敵エイジング
美脚ケアはするけれど、わざわざ脚をむき出さない。←いいぞ、もっとやれ!
こんな感じだろうと思います。
私見ですが、「若い女性に張り合って威圧的に美を求める、あるいは“自然”の名のもとに肌をほったらかす」のがドツボエイジングで、「共に生きてきた肌に敬意をもって、必要なケアをして愛すること」が、素敵エイジングだと解釈しています。
アンチ・アンチエイジングを叫ぶ前に、自分にとってエイジングとはなにか、考えてみるといいですね。
<TEXT/みきーる>
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【みきーる】

ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『
ジャニヲタあるある』(アスペクト)『
ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:
@mikiru。公式ブログ
『俯瞰! ジャニヲタ百景』