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25歳は“女の子”じゃない?資生堂のCMはなぜ炎上したか

<みきーるの女子マインド学>

 15歳で“オバン”と言われます。

 このフレーズをご存知の方はおられましょうか?

 これは、昭和を席巻したロックバンド「横浜銀蝿」の弟分、「紅麗威甦」(グリース)の楽曲です(1983年)。

 横浜銀蝿と紅麗威甦の関係は、今でいう「EXILE」と「三代目 J Soul Brothers」みたいな感じですかね。

 それはさておき、「15歳でオバン」という、今聞いたら「何言ってんだよ」な文言を、昭和の女性たちは「わからんでもない……」くらいな心境で受け止めていたのです。それほどに、昭和の年齢イジメはヒドかった。

炎上した資生堂CMの“わかってねぇな”感



秋の林の中の女性 今、資生堂インテグレートのCMに物言いがつき、放送が自粛されています。25歳を迎えた女性に友人が、「今日からあんたは女の子じゃない」「もうチヤホヤされないしほめてもくれない」などと言うシーンが、イカンだろうということです。

 よく見ると別に悪意はなく、「若さや可愛さだけで勝負できなくなるのだから、大人のキレイを目指そう」ということが言いたいのだとわかるのですが、何がそんなに一部の人を怒らせたのでしょう?

 私は、昭和、いやもっと前から女性たちのDNAに刻まれてきた“年齢イジメ”への怒りが、ここへ来て爆発してしまったからではないかと思います。しかも、同じ痛みがわかるはずの“同性の友人”に言わせたことが、「わかってねぇな」と苛立たせてしまったのかと。

 25過ぎたクリスマスケーキ、25歳はお肌の曲がり角
 27歳はお肌の行き止まり
 29歳はオールドミス
 30歳はお肌の土砂崩れ、30過ぎたら嫁き遅れ

 などなど、かつては“年齢+ディスり言葉”で女性を揶揄することが、当たり前のようにあったのです。

「25過ぎたクリスマスケーキなんだから、ゼータク言わずに見合いでもしたら?」とか。

 言い返したところで相手の思うツボなので、女性はムッとしながらもこらえるしかなかった。

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カラを破るのは他人じゃなくて自分

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