でも、時は平成の世。
年齢とは、単に生まれてから今日までの時間を数値化しただけの記号です。それをタテに、自分の価値を人にどうこう言われる筋合いはないと、現代女性は気づいたのだろうと思います。
だって、女性は自らの内に“可愛いの孵化(ふか)そうち”を持っています。
殻を破るのは自分であり、誰かに突かれたり、無理に割られたりするものではないはず。心配しなくても、昨日までの服やメイクが急に似合わなくなり、「アレ?」と思う日は誰にでも訪れます。
それこそが、新しい“可愛い”や“キレイ”が生まれ出ずる時で、自身で殻を破った女性は、健やかに前に踏み出せます。
人に「もう25歳なんだから」などと、呪われてこじ開けられたタマゴと、自分らしい気づきと決心から孵ったタマゴ。どちらが強く美しく成長するかは、語るまでもないかと思います。
大抵は25歳くらいで孵るけれど、それが20歳だったり、30歳だったりする場合もありましょう。
でもそれが何? 早すぎる、遅すぎるといって鋳型に嵌めようとするのは乱暴です。
自分が温めて心を砕くのは、自分のタマゴだけでいいのです。
年齢で決めつけて、人のタマゴにちょっかい出さない強い心。それが、大切なように思います。
<TEXT/みきーる>
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【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『
ジャニヲタあるある』(アスペクト)『
ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:
@mikiru。公式ブログ
『俯瞰! ジャニヲタ百景』