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有名な男性アナウンサーとの不倫でうつ状態に…。女性ディレクターの“恋愛下手”

元カレからまさかのプロポーズ

 そんなこんなで30代を迎えたユリコさん。あるとき、大学院修了後建築系の会社に勤めていた元カレのシュウイチさんからまさかの連絡が。「結婚するなら、やっぱりユリコがいいと思っている」とのこと。 「Tさんの反応を探りたくて、元カレからプロポーズされたことを話してみました。そしたら、『君の将来のことを考えたら、その彼と結婚した方がいいんじゃない?』って。『はぁ!?』ですよ」  T氏と不倫関係になってから約3年。ユリコさんはやっと目が覚め、T氏と別れました。とはいえ、彼への想いをすぐに絶つことができず、シュウイチさんからのプロポーズを受けられないまま、数か月が経ちます。すると、シュウイチさんからあ然とする連絡が。ほかの女性と結婚することになったと…。 不倫

私の想いは男性に利用されているだけ?

 こうして、ユリコさんは2人の男性を失ってしまいました。このいざこざで、しばらく仕事に支障をきたすほどのウツ状態に陥ってしまったそうです。彼女は彼らのことをこう振り返ります。 「好きになると、とことん好きになる。で、相手に対して申し訳ないとか、かわいそうとかいう気持ちが湧きがちなんです。たまにその気持ちを都合よく利用されているように思うことがあります。極端にいえば、性的な部分で搾取されているだけなんじゃないかって」  最初は男性を手のひらで転がすタイプに見えたユリコさん。しかし、考え込みながら言葉を絞り出すように話す彼女の表情は憂いを帯び、はじめの印象とは程遠いものでした。

感情をコントロールできるようになりたい

ニット服の女性 彼女は半年ほどかけて体調を回復させ、今はT氏を忘れようと努力しつつ仕事に打ち込む日々を送っています。 「結婚はまだ諦めていません。結婚するというより、人生を一緒に過ごしたいと思えるパートナーがほしいんです。そのためには、感情をうまくコントロールできるようにならなきゃと思っています。あまり好きになり過ぎないようにしないと」  好きになり過ぎてダメになってしまう…。キャリアは順調に積んでいる彼女ですが、こと恋愛・結婚に対する悩みは深いようでした。 ※「第15回出生動向調査」。2015年6月に自計式調査を行い、回答者のうち18~34歳の独身の男女5276人を集計。交際相手がいない割合は、男性69.8%・女性59.1%だった。2010年調査と比べて、男性=8.4ポイント増、女性=9.6ポイント増と、急増している。 ーシリーズ・急増する「恋人がいない」男女の肖像【14】ー <TEXT/林らいみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
林らいみ
フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま~に歴史系記事を書く。
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