月9のラブストーリーはベタな要素てんこ盛り!90年代のドラマ好きにオススメ
【スナイパー小林の2017冬ドラマ評 月曜編】
2017年の冬ドラマが始まった。クールごとに全作品を視聴する私が放送曜日ごとに、ドラマの見どころをピックアップ。月曜は月9の王道、ラブストーリーをご案内。ミュージシャンが月9主演というと「イノセント・ラブ(2008年/フジテレビ)」で見ていたゆずの北川悠仁を思い出した……。
●突然ですが、明日結婚します
フジテレビ 月曜21時~
出演:西内まりや、山村隆太(flumpool)
高梨あすか(西内まりや)は銀行勤務のキャリアウーマン。夢は母親のような専業主婦になること……のはずが、5年間つきあった彼氏には振られ、男には縁なしで焦る日々。そんなある日、結婚式で出会った人気男子アナウンサー・名波竜(山村隆太/flumpool)に出会い、惹かれる自分に気づく。でも竜は結婚にはまったく興味がない独身主義者なのだった。
ラブストーリーの王道シチュエーションが詰まっているな、というのが初回を観たあとの感想だ。ブーケトスを主人公がキャッチ。間違えてよく知らない男とキス。雨の中で濡れて主人公が歩いていると、なぜか傘をさして待つ気になる男と遭遇。スーパーで同じ商品に手を出して二人がドキッ……などなど。
こういうシーン、どこかで見たことがあると思ったら、90年代くらいのドラマのベタなラブストーリーを思い出した。「こんなことありえないよねぇ!」と言いながら、どこかでキラキラしたシチュエーションに憧れたもので……。
主演に人気ミュージシャン、若手女優(シンガーでもあるが)というキャスティングの中、脇を固めているのがコメディが得意な俳優たち。あすかに思いを寄せる証券マン役の山崎育三郎は、もはやこの人をドラマで見ると笑わせてくれるんだとホッとする。そして、加藤諒がお姉ヘアメイク役の新境地へ。あまりにもハマりすぎていて、こちらも大笑い。
エンディングの出演者によるマネキン・チャレンジが同局の「嫌われる勇気」とかぶったのは、そういう仕掛けなのだろうか?
<TEXT/スナイパー小林>
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【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
90年代ドラマが好きな人にお勧めかも…
スナイパー小林
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k