「なかでも現代人特有のタイプが、何か不安があり、それを埋めたいという『心のスキマ型』です。家に帰ったら何となくテレビをつけてしまう人は典型でしょう。そういった人は、寂しいから何となく帰り道にコンビニに寄ったり、不安だからモノを買うという行為に繋がりやすいんです」
『なぜ賢いお金持ちに「短気」が多いのか?』などの著書がある
田口智隆氏も「現状を把握できない『ゆるゆる型』は特に問題」と警鐘を鳴らします。
「冷蔵庫の中に賞味期限切れの調味料がある人、同じようなドレッシングが複数ある人は要注意。これは冷蔵庫の中を把握できていないということで、財布や家計も把握できないということです」
しかも
春日氏によると、「これらのタイプは一つに当てはまるだけでなく、複合的に絡み合っていることが事態を深刻にする」と注意を促す。
見えっ張り型で、かつ根拠のない自己流カルト型の人。言い訳が多い多忙だから型で、かつ自分に甘いゆるゆる型に当てはまる人のように、複合型が多い。こうなると家計は赤字にとどまらず、破産までまっしぐらです。
「とはいえ、人は変化を好まない生き物ですから、『困っている』と言いつつも本当は困っていなかったり、それほど深刻に考えていないもの。
人の幸せというのは、現状を変えることで手に入るものもありますが、ぬるま湯に浸かっているのも幸せなんです。どこかで尻に火がつくまで人は本当に動こうとしません」
破産という危機的状況を避けるべく手を打つためにも、早いうちから自覚し、行動しなければいけませんね。
―赤字300世帯から判明![破産する人]の生活習慣【1】―