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湾岸タワマン生活なのに家計は破産寸前!そのワケは…

 最近、個人消費が3ヶ月ぶりに上方修正されるなど、景気の良いニュースもあるが、実のところ巷では破産する人が後を絶たない。それは、2016年の個人の自己破産申し立てが13年ぶりに増加したことからも言える(最高裁の速報値による)。  では、実際どのような人がセッパつまった家計状況にあるのだろうか? 破産が近い赤字家庭を取材してみた。
タワーマンション

写真はイメージです。

減り続ける預金残高。無計画な買い物とタワマン生活

・小林勇太さん(仮名・33歳)外資系メーカー企画営業 年収640万円  外資系メーカーに勤務し、30代前半で手取り40万円、湾岸エリアのタワーマンション住まい。一見華やかに見える生活とは裏腹に、毎月確実に減っていく預金残高。「どこかで変えないと」と語る小林勇太さんが赤字生活に突入したのは、結婚した3年前だった。 「結婚を機に住み始めました。タワマンへの憧れは別になくて、立地や環境面を重視して割安だったから。家賃は20万円ですが、住みやすくて気に入っています。ただ、コツコツ貯めた800万円の預金が300万円に減ってしまい、少し焦っていますねクローゼット 見えを張った選択ではないと語る小林さんだが、「友達が来ると『いいトコ住んでるな』と言われますね」と、優越感に浸る様子も見え隠れする。月給の半分が家賃で明らかに分不相応だが、こうした金銭感覚があらゆる場面に垣間見られた。 「服は節約のためアウトレットでまとめ買いです。安いので迷ったら色違いで買ってしまうのが難点ですが」  玄関には色違いの靴が3足、クローゼットには柄のシャツがあふれていた
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趣味の海外旅行が家計を圧迫
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