まずは「彼を信じてもよいか」という質問。
浮気をする男は、ほとんど例外なく、浮気が「習慣」になっています。
よく「浮気をされる方にも原因がある」なんて言いますが、それは都合のいい男の言い訳。料理ができても、性格が良くても、容姿端麗でも、相手が「浮気をする習慣をもつ男」であれば、浮気されます。
それは「煙草」や「パチンコ」にも似ていて、パートナーが誰であろうと、手持ち無沙汰になれば別の女に手を伸ばすし、なかなかやめることもできません。「習慣」は「依存」と紙一重。一度、染み付いた癖を断ち切ることは、難しいと考えるべきでしょう。質問の答えは、「手放しで信用することは避けましょう」です。
そのうえで、彼との付き合いを継続していく方法。もう一度、幸せを感じることができるようになる方法。それは、切り替えることです。
おそらく、花奈さんが、浮気を忘れたり、許せる日はやってきません。きっとこれから先、幸せな瞬間が訪れる度、「でも、この人は私に嘘をついていたんだ」という気持ちが湧き出て、苦しい思いをするでしょう。それは「信じていた人に裏切られたこと」を、無理に許そうと思うがゆえの苦しみです。
だから、こう考えます。「
許すのではなく、切り替える」
浮気されたことを、忘れることも許すこともできないのであれば、その事実を、まずは2人で、しっかりと受け止め、事実を抱えた上で、ふたりで心を切り替えるのです。
これは容易なことではありません。それでも、1人きりで浮気を許そうと奮闘し、「あの頃の彼はなんだったのか?」という思いに苛まれ取り憑かれるよりも、うんと前向きなはずです。2人で逃げずに受け止める。そして、2度目はないと約束し、これからの彼に目を向け、期待する。
花奈さんだけが苦しむなんて、論外です。そんな必要は、ありません。思う存分怒り、泣き、爆発させる感情を受け止める義務が、彼にはあります。裏切りの許しを乞うクセに、そんなことも受け入れられないというのなら、一緒にはいられないと、きっぱり断ち切りましょう。
1人で抱え込まない。2人で切り替えた後は
「浮気したくせに」なんてほっぺたをつねりながら、前を向いて歩いていけると良いですね。
<文/yuzuka>
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