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麻をおしゃれに着るコツは?季節、素材、アイロン問題…

お盆を過ぎても、ダークな色合いならOK

 では、その夏らしい麻の服をいつまで着るかということですが、早く取り入れたら早くやめるほうが望ましいです。  お盆を過ぎたころが1つの目安になりますが、日本の夏はその後もまだ続きますので、それ以降、麻を着たい場合は、青っぽい白はやめて、例えば秋をイメージするような濃い茶色やネイビーなど、ダークな色合いのものに変えていけばいいでしょう。
DOORSの リネンVネックルーズブラウス

DOORSの リネンVネックルーズブラウス(8,640円)画像:WEAR

 そうすることによって、夏のイメージの強い麻素材も9月に入ってからも着ることができます。また色ではなく、前述したような、リネン混のウールなどは、真夏は暑くて着られませんので、秋以降が本番とも言えます。

麻100%でなければ、少しはアイロンが楽

 涼しく、汗もよく吸い、洗濯の乾きも早い麻素材ですが、欠点はしわになること。麻100%のパンツを買ったはいいけれども、着るたびにアイロンがけしなければならず、辟易したことのある人も多いことでしょう。  アイロンがけが面倒だったり、しわが嫌な場合は、麻100%を避け、レーヨンやポリエステルとの混紡の麻にすれば、少しはしわを防げますが、完全に防げるというわけではありません。また、着ていて涼しい麻ですが、裏地がついてしまえば、もう涼しくはありませんから、裏がついた麻のジャケットやコートは、日本では着る期間がごく限られます。  長い期間、着たいのならば、裏なしのジャケットやコートを選んだほうが無難です。
IENAのFrench Linen テーラードジャケット

IENAのFrench Linen テーラードジャケット(19,440円)画像:WEAR

 麻は洗濯をしていくにつれ、くたっとした独特の風合いになります。このくたっとした感じは、麻に関しては、着なれた感じで問題ないとされていますので、気にする必要はありません。  日本の暑い夏を快適に過ごすためにも、自分の目的、スタイルに合った、素敵な麻の服を着てみてはいかがでしょうか。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 小林直子【小林直子】 ファッション・ブロガー。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、文化服装学院卒。東京コレクション参加ブランドのパターンナー、大手アパレル会社の企画室を経て独立。現在、湘南エリアを中心に独自に開発したメソッドによるファッション・レッスン、各種ワークショップを開催するなど活動中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』発売中。ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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