顔に2cmのハリが…!たるみ改善「美容鍼」ってイタ気持ちいい
顔のたるみ、気になりませんか? 最近、ずっとマスクをしていたせいか、マスクを取ったら、一層顔がたるんだような気がするのです。このまま戻らなかったらどうしよう…。恐ろしく思えてきたので、顔上げを目指すべく、美容鍼に挑戦しました。
美容鍼といえば、顔中に鍼が刺された画像をよく見ますが、あんなにたくさんの鍼を顔に刺さなければならないのでしょうか? …という以前に、効果はあるのでしょうか? コリトレールグループ治療院・広報の原さんにお伺いしました。
「鍼は筋肉の深いところに直接アタックしますから、たるみやくすみなどを気にする方にはお勧めです。とはいえ、顔だけにたくさん打つ必要はないんです。内出血のリスクもありますから、鍼は最小限の本数を使いたいところで、むしろ、体バランスを整えてから、顔には最小限の鍼を使う方が効果は高いでしょう」
なるほど、たくさん使わなくていいなら、ちょっとやってみたいかも。それにしても、鍼って「刺す」ものと思っていましたが、専門家は「打つ」というのですね…などと思いながら、「ハリアップ六本木ヒルズ院」の美容鍼を含めたコースを体験させていただきました。
カウンセリングを済ませると、ベッドにうつぶせになって全身の状態から見ていただきます。私の場合、どうやら骨盤に歪みがあるそうで、そこから肩や首の凝り、ひいては顔のたるみの原因となる悪い姿勢を取るようになっているというのです。
「皮膚の下には“筋膜”という筋肉がありまして、この筋膜は、サランラップのように全身が一枚につながっているんですね。だから、顔の施術をする場合でも、顔だけをケアするのではなく、ひきつれの原因となる場所から整えるのが大事です」とは、担当くださった鍼灸師の三原さん。
そこで、最初に骨盤周りと背中を中心にケアしていただき、背中には鍼も使ってもらいました。
続いては仰向けになって、顔の筋肉を刺激します。
ここではヒスイローラーを使用したのですが、左顎にローラーが当たったのが異様に痛く感じられたのですね。そこで、「痛い」と訴えると、「痛いところは筋肉が凝り固まっている場所です」と、三原さん。
力加減を変えたわけではなく、感じる側の感覚だというのです。しかし、どう考えても左だけゴリゴリやられていると感じたのです。
そこでさらになぜかと伺うと、「噛み癖や表情癖などで顔の片方だけを特に使ったり、使ってなかったりすると、片方の筋肉が凝り固まりやすくなりますね」ということでした。
確かに、私は最近、顔の“肉付き”に左右差が出てきてまして、目の大きさまで左右で違っているのが悩みだったのです。なので言われて、「なるほどねー」と強く納得できました。
続いては、美容鍼。顔の皮膚に鍼を刺すのはやはり心配でしたが、実際は、「指圧の延長」といった感じで意外にも気持ちよかったです。
とはいえ、目を閉じながらなにげなく、「今、何センチ位刺してます?」と聞くと、「だいたい1センチですが、深いところは2センチほどの深さです」。
さすがにびっくりさせられましたが、それだけの深さまで刺された割に痛くもなく、一部チクっとしたくらい。施術後に確認したところ、内出血もありませんでした。
合計10本の鍼を15分程度刺していただいて、鍼を取ったあとはデコルテと頭皮、足元を軽くマッサージしてもらい終了。首がかなり軽くなり、鏡で見ると、ほおがプリッと上がってたるみも減ったように感じました。
「顔のたるみをなくしたい場合は、顔だけをケアしがちですが、体全体を整えるのが大事なんですよ」と三原さん。
普段からできることとしては、体のゆがみをなくすように生活する…例えば、「カバンを片方だけで持たない」「足を組まない」「片方で噛まない」などを意識するのに加え、顔に関しては「ローラーなどで刺激するのはいいですね」とのことでした。
たるみを改善したいときはもちろん、私のように顔の左右バランスが気になり始めた人にも美容鍼の体験は参考になると感じました。
<TEXT/にらさわあきこ>
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にらさわあきこ
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年に「美活部」を発足。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタなどで発信。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』