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エラそうな男にイラッ!そんなあなたにおすすめの海外ドラマ3選

1970年代:『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』(Amazonオリジナル)

『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より

『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より

 1970年、NYのニューズウィーク社で働く46人の女性が雇用主である会社を相手どり、会社での平等な権利を求めて訴訟を起こしました。ニューズウィークに勤めていたリン・ポビックがこの訴訟を描いた自伝『The Good Girls Revolt: How the Women of Newsweek Sued their Bosses and Changed the Workplace』(2012年出版)をもとにしたフィクションが、Amazonオリジナルドラマ『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』。
『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より_2

『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より

 当時ニューズウィーク社では女性は記事のクリッピングやリサーチなどの業務しかさせてもらえず、出世はおろか給料も男性よりずっと低かったのです。  このドラマで浮き彫りにされている70年代のオフィスの性差別はひどい! 男性同僚のためにコーヒーを作ったり男性上司にお尻をはたかれたりは当たり前で、女性が記事を書いても女性の名前は絶対に表に出ず、手柄は全て男性のもの。今でいうセクハラとパワハラのオンパレードですね。
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『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より

 タイトルの”グッド・ガールズ“は“賢く優しい従順な女の子“を指します。理想的な白人の中産階級の女性(=グッド・ガールズ)が、会社(=権威)に反抗するなんて、この時代にはありえない事件で世間を騒がせました。そして、この訴訟をきっかけに働く女性が次々と雇用主を訴え、女性解放運動を加速させたのです
『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より_4

『グッド・ガールズ~NYのキャリア女子革命~』より

 本作では「結婚するまでの腰掛」として働いている女性も、キャリアを目指している女性も、働く理由はそれぞれ違いながらも最後には心をひとつにして闘う姿が、感動モノですよ!  これらのドラマは女性として勇気がもらえるだけではなく、その時代のファッションやインテリアも本当に素晴らしいのでオススメです! 【参考】 http://www.ncpedia.org/history/20th-Century/1920s-women <TEXT/此花さくや> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
此花わか
ジェンダー・社会・文化を取材し、英語と日本語で発信するジャーナリスト。ヒュー・ジャックマンや山崎直子氏など、ハリウッドスターから宇宙飛行士まで様々な方面で活躍する人々のインタビューを手掛ける。X(旧twitter):@sakuya_kono
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