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エラそうな男にイラッ!そんなあなたにおすすめの海外ドラマ3選

 ジェンダー・ギャップ指数というのをご存知でしょうか?

 これは、世界経済フォーラムが経済、教育、政治、保険の4つの分野のデータから作成する各国における男女格差を測る指数のこと。0が完全不平等、1が完全平等を指しています。

 ギャップ指数が一番低い国、アイスランドの指数は0.874。気になる日本の指数は0.660で、順位はなんと144ヵ国中111位!※2016年度の数値。

世界的に見ると男女平等とは言えない日本

世界的に見ると男女平等とは言えない日本

 現代社会はまだまだ男女平等とはいえませんが、19世紀の女性たちは私たちの想像もつかないほど自由がありませんでした。今回は、19世紀終わりから1970年代にかけて、男女格差に抗う女性を描いた海外ドラマ3本をご紹介します!

19世紀終盤:『アンという名の少女』(NETFLIXオリジナル)



 過去に何度もドラマや映画化されてきた小説『赤毛のアン』。美しいカナダのプリンスエドワード島で繰り広げるアンの青春劇に乙女心をつかまれた女子も多いはず。

 ところが、原作は意外に風刺的なんです。原作者L・M・モンゴメリーは、登場人物のなにげないセリフを通して、当時の社会、政治、宗教、教育について暗に批判していたと言われています。NETFLIXオリジナルシリーズ『アンという名の少女』は、そんな原作に現代性をプラスした大人向きの物語り。


『赤毛のアン』が出版されたのは1908年ですが、物語の時代背景は19世紀終盤だと考えられています。『誰も知らない「赤毛のアン」』(松本侑子著)によると、19世紀終わりのカナダでは産業化が進み、資本家vs労働者の対立が高まって貧困層は飲酒によって無職に陥り、都市のスラム化が社会問題に。大学に進学する女子も稀で女性に選挙権はありませんでした。

『誰も知らない「赤毛のアン」』(集英社)

『誰も知らない「赤毛のアン」』(集英社)。※画像をクリックするとAmazonのページへジャンプします。

 そんなときに、カナダではアンやマリラが属する中産階級が禁酒運動を始めました。しかし禁酒法は実施されず、「男だけが選挙できるから禁酒法が通らなかった」と女性の参政権運動を触発したのだとか。

 このドラマでも、アンの同級生の母親たちが「進歩的な母の会」を開いて女子の大学進学を啓蒙したり、「女子は嫌なら学校に行く必要はない。結婚してよき主婦になることが女子の務めだ」とアンを諭す神父にマリラがこっそりと不服を唱えるシーンがあったり、19世紀終わりにおける女性の意識が映し出されています。

 敬虔深いけれど神父の教えに服従せず、アンの大学進学を応援したマリラ。周りの評判を気にせずに自分が正しいと思ったことを実行するマリラやアンの姿には、心からリスペクトしちゃいます!

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進歩的な作家の夫。でも妻の自立には反対…

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