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宝の持ち腐れにならない、スカーフ&ストールの選び方

●連載「ファッション誌が答えてくれない相談」42 by小林直子●

Q.夏にストールはあり?



 ストールやスカーフを買いたいのですけれども、いろいろな素材や形があって、何をどう買っていいかわかりません。夏物とか冬物とかあるのでしょうか? またどうやって選んだらいいでしょうか?

A.素材によってはあり。サイズに注意しましょう



 スカーフ、ストール、マフラーなど各種巻物は、素材や形、大きさもさまざまで、何を基準に選んでいいのかわからない方も多いことでしょう。

 まずは素材についてです。

 1年じゅう使用可能なのはシルクのものです。スカーフでもストールでもシルクのものは季節を問わず使えます。そのほかウール100%は、夏以外は使ってもいいでしょうし、コットンや麻の100%のものは春夏向きでしょう。

SCARF ジオメ剣先ストール

SCARF ジオメ剣先ストール(シルク) ¥14,040 画像:ZOZO

 わかりにくいのは化学繊維のもの、そして混紡のものです。

 スカーフやストールに使われる素材で多いのはレーヨン、モダールやポリエステルです。どれも季節は問いませんが、安価に売られているポリエステルは真夏に使うには暑いです。UVカット加工などされているもの以外は、真夏にポリエステル100%のスカーフ、ストールは避けたほうがいいでしょう。

 わかりづらいのが混紡です。シルクレーヨン、シルクウール、ウールカシミヤ、ウールビスコース、リネンビスコースなど、本当にいろいろな混紡製品があります。これらはどの混紡をどの季節に使うといった決まりは、特にありません。

ペイズリースカーフ

ベルトのように使ったapart by lowrys ペイズリースカーフ ¥3,780 画像:WEAR

 あえて言えば、コットンリネンやコットンポリエステルなど、コットンが含まれたものは春夏向きのものが多い、ということぐらいです。そのほかのものは、織りや厚さ、質感などを鑑みて、それぞれ好みで使い分けるといいでしょう。

 例えばシルクレーヨンといっても、薄くさらっとしていて滑らかなものは1年じゅう使えるでしょうけれども、シルクレーヨンのベルベットだったら冬用ということになります。ウールリネンも同様で、見た目や触り心地で、春夏用なのか秋冬用なのかを判断する以外、判断方法はありません。

“宝の持ち腐れNo.1”はエルメスの90×90スカーフ



 次に形と大きさです。ポケットチーフやネッカチーフと呼ばれる小さな正方形のものから、長方形のもの、細長いものなど、さまざまな大きさと形があります。これもどういう場合はどんな形というものは、胸のポケットに入れるポケットチーフや首にまくためのネッカチーフを除いては、残念ながらありません。それぞれお好みで、ということになります。

 しかしそう言われたのでは選びようがないと思いますので、少しヒントを書きます。

 私がいろいろな方のワードローブを見てきて、宝の持ち腐れナンバーワンはエルメスのカレと呼ばれる90×90センチの正方形のスカーフでした。海外旅行のお土産か、どなたかにいただいたものか、持っている方は大変多いのですけれども、ほとんどの方がこれを使うことはないとおっしゃっていました。

エルメス

エルメス遣いはテクが必要… 画像:WEAR

 理由はその大きさです。ちょっと首に巻くにしては大きく、かといってショールには小さく、描かれている柄も大きくどうしても派手に見えるため、使えないという方がほとんどでした。この90×90という大きさ、そして豪奢な図柄は、いざ使おうとすると高等なテクニックが必要で、難易度が高めなのです。

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使いやすいスカーフ、ストールの買い方

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