逆に使いやすく出番が多いのは、バンダナぐらいの大きさ、または「ジョンストンズ」などの70×200センチ前後の大判ストールです。バンダナぐらいの大きさのものは首や頭にも巻けますし、アクセントとしてバッグのハンドルに巻くこともできます。一方、70×200前後のストールは、マフラーのように首に巻くことも、肩に羽織ることもできますから、使い勝手がいいようです。
スカーフをバッグに巻いてアクセントに 画像:WEAR
また、使っている人は余り多くはありませんが、
40×200センチ前後の幅が狭いシルクのストールは1年じゅう使えます。セーターなどの襟のないものでも、襟があるシャツにも、テイラードカラーのジャケットにも合わせられますから、1本持っておくと便利でしょう。
最後に買うときの注意です。スカーフやストール、マフラーなどは大切に扱えば大変長もちします。理由はしょっちゅう洗わないからです。とにかく1度買ったら、ずっとそれを持ち続けることになります。シルクのものでしたら、10年以上は軽くもちます。
200年以上の歴史を持つスコットランドの高級生地メーカー「ジョンストンズ」の大型ストール ¥17,280 画像:WEAR
ですから、とても気に入ったなら、高いものを買っても大丈夫です。逆に、安易に安い変などうでもいいものをとりあえず買わないほうがいいということです。そういう安物ばかりを何年も持ち続けている方もたくさんいらっしゃいました。
そういったものは結局、持っているだけで身につけることはありません。本当に気に入ったいいものを大事に使い続けるのがスカーフ、ストール、マフラーの流儀でしょう。
<TEXT/小林直子>
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【小林直子】
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『
誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『
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