「母親からバカ、ブスと罵られ続けて…」親を捨ててもいいですか?
親に縛られる必要はない
私はそういう人たちに触れ、実感しました。「親だから必ず子どもを愛している」わけではない。それは、愛されているからこそ語れる夢物語です。
あみさんの母親が、あみさんを愛していたかどうかは分かりません。でも、あみさんが受けた暴言は、れっきとした精神的な虐待です。あみさんが傷ついたことを「親にされたことだから無条件に許せ」とは、思いません。
親を憎んでもいい、親を捨ててもいい
実は私も、ずいぶん前から母親と絶縁状態にあります。そのことを周囲に話すたび、あみさんと同じように「実の母親があなたを愛していないはずがない」という言葉をかけられました。でも、その人達のイメージする「母親」と、私の知る、私の「母親」は、全く違うのです。
「彼氏」といっても、選ぶ相手によって千差万別。捨てたほうがいい相手だっています。それは「親」も、ほとんど同じだと思っています。幸せになるために、躊躇する必要はありません。
母親と会って話し合うもよし、絶縁するもよし。ただし、後悔はしないように。あみさんが幸せになる選択を。じっくり考えて答えを出してくださいね。
<文/yuzuka>
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yuzuka/ユズカ
yuzuka
エッセイスト、脚本家。元精神科看護師と夜職の経験あり。著書『埋まらないよ、そんな男じゃ。』他3冊。「五反田ほいっぷ学園」「愛の炎罪」等原作脚本
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