Beauty

流行はどこまで取り入れるべき?振り回されないスタイルの作り方

「好み」という、ぶれない軸をつくろう

 しかし肉体は変化しても、人間の精神には「ぶれない軸」というものがあります。ぶれない軸とは、その人の好みです。私はこれが好き、こういうスタイルが好きというものがしっかりとあり、それにのっとってワードローブを構築する人がスタイルのある人、おしゃれな人となります。 「おしゃれである」ということは、変化する流行と自分の肉体、そして変化しない自分のスタイルとの、ちょうどいいバランスをとることです。そのためには変化を完全に無視してはいけませんし、かといって自分の軸がなくなってもだめなのです。だから好きではない流行のものを取り入れる必要はありません。  けれども逆に、今年のこれは好きなスタイルだわ、素材だわ、装飾だわ、色だわというのならば、積極的に取り入れるといいでしょう。
スザンヌ

画像:WEAR

 2017年現在でしたら、カラフルなものが圧倒的にトレンドです。そういう時期、もし明るい色や多色の柄物が好きならば、今取り入れたほうがいいでしょう。なぜなら数年後にはまた、色味の少ないモノトーンのトレンドが訪れるからです。  シルエットも同様で、今のようにビッグでロングなコートがはやっていて、それが好きならば、取り入れるといいでしょう。きっと10年もすれば、長いものは短く、ビッグなものは再びタイトになると予想できます。  おしゃれに見せたいなら、時代と自分自身の変化を敏感に感じ取って、変化に対応していきましょう。柔軟な姿勢はおしゃれへの第一歩です。自分の「好き」に従って流行を取捨選択することによって、徐々に自分のスタイルを完成させるといいでしょう。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 小林直子【小林直子】 ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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