Beauty

今年っぽいセーターを買うなら?ローゲージが大復活

●連載「ファッション誌が答えてくれない相談」49 by小林直子●

Q.ローゲージニットは流行っている?



 ローゲージとハイゲージニットは何が違いますか? ビッグシルエットが旬の今年は、ローゲージが流行なのでしょうか?

A.ビッグシルエットの流行とともに戻ってきました



 ニット、つまり毛糸を編んだものにはローゲージのものとハイゲージのものがあります。ゲージとは編み機の針の密度をあらわす単位です。この密度がハイのものとは針の本数が多く、細い糸で密に編まれたニットです。一方、針の本数が少ない、つまり密度がローのものは太い糸で編まれ、それはローゲージと呼ばれます。

ローゲージでビッグシルエット

ローゲージでビッグシルエット 画像:WEAR

 ビッグシルエットのニットは、細い毛糸でも太い糸でも、どちらの場合もあり得ます。必ずしもビッグシルエットだからローゲージというわけではありません。

 そして、ハイゲージとローゲージには、それぞれ特徴があります。

 ハイゲージのニットは、細い糸で編まれているため、身体に沿ったぴったりのラインを作ることができます。編み地も薄く軽く、例えばジャケットのインナーとして適しています。タイトなシルエットが流行っているときは大変に重宝されたので、多くの方がハイゲージのニットを買ったことと思います。

ハイゲージ

細見シルエットが作れるハイゲージニット 画像:WEAR

 一方、ローゲージのニットは、タイトなシルエットが流行っているときには大変不利です。ざっくり編んだ太い糸のニットは身体にぴったりとフィットしないからです。そのためローゲージのニットは長い間、市場からすっかり姿を消していました。

今年は、ざっくりモコモコのニットが人気



 しかしここへきてビッグシルエットの流行とともに、随分長いあいだ忘れ去られていたローゲージのニットが戻ってきました。特徴は、ざっくりした編み目、さまざまな毛糸の種類による風合いや質感のバラエティ、また大きく編んでも形が崩れないで残ることなどで、これらはどれをとっても、ビッグシルエットに向いています。

ローゲージ

ローゲージニット 画像:WEAR

 ローゲージとハイゲージでは、着こなしも変わってきます。まず、ローゲージのニットは、ジャケットのインナーとしては着られません。場合によってはコートの下に着ることも不可能です。コートを羽織るとしたら、同じようにビッグシルエットのものではないと無理でしょう。

 重さもそれなりにあるので、ハイゲージの軽い感じに慣れた人には、ローゲージは重く感じるでしょう。セーターなど、ものによっては800gから1kgぐらいあるものもあります。また毛糸を多く使うので、価格もハイゲージのニットに比べて高い傾向にあります。

 こんなふうに書くと、ローゲージニットは欠点ばかりのように感じるかもしれませんが、それでもなお着たいと思えるような魅力があります。

次のページ 
ローゲージニット+ワイドパンツでビッグに!

1
2
わたし史上最高のおしゃれになる!

◆一生ものの知識を身につければ
◆もう服選びで迷わない
「おしゃれ」はひとつの技術にすぎませんが、あなたの人生を最高のものにしてくれるパートナーでもあります。一緒に学んで「わたし史上最高」を目指しましょう。




あなたにおすすめ