何を着るか悩み、服を買いまくる「おしゃれ病」の危ない兆候
●連載「ファッション誌が答えてくれない相談」50 by小林直子●
Q.「おしゃれ」を目指すことに疲れました…
A.「おしゃれ病」にかかってはいけません
構いませんが、注意しなければならないことがあります。それは私が「おしゃれ病」と呼ぶ病いについてです。
おしゃれでなければいけないと考えるあまり、このおしゃれ病を発症している方が多くいらっしゃいます。おしゃれ病にかかると、服を買う、服を着る、服を維持管理するという行為が楽しみではなく、苦しみに変わります。
いくら買っても満足できない、毎日着る服に悩む…
何をどうやって着たらいいかわからない場合は、毎日それで悩むことになり、出かけるのがゆううつになったり、余計な時間がかかったりします。また、たくさん買いすぎて、膨大な量の服の前で途方に暮れる方もいらっしゃいます。
ひとりの人間が管理し、コントロールできる物理的な量は限られています。どんなにたくさん持っていても、それをすべて把握し、例えば1か月間、毎日違う組み合わせを考えて服を着るということは、ごく普通の能力の人には不可能です。ですから、その限度を超えた量の服を持っていると、それを維持するのは大変困難になり、それが新たな悩みと苦しみになります。
おしゃれじゃなくたって別にいい
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